息子がハワイでジャケ買いした本。えらく気に入って読んでいるので私も読んでみた。
ティーンネイジャーの女の子が主役で、学校や友達、気になる男の子や自分の容姿について様々に思い悩む様が描かれているコミック。著者の実体験に基くストーリーで、本国では高く評価されており、Eisner Awardという賞も受賞している。
私は親目線で読んでしまったけど、親御さんにとても共感した。子どもを思う気持ちは一緒だな〜。
一方、主人公の方にはそこまで共感はなかったけど、ティーンネイジャーの日常が切り取られていてリアルなので、同じ年代の子にとってはすごく共感できるのかもしれない。
自分的にいちばん感動したのは、半ばイジメ?と思われるからかいや嫌がらせを受けていた女子グループから離れて一匹狼になったシーン。(実際にはその後すぐ友達が沢山できるわけだけど。)
自分の意思を伝える、嫌なことは嫌と言う。勇気ある行動だなと思う。リスペクトがない人と無理に一緒にいる必要はないし、自分自身を大切にすべきだと思う。
その後のRainaはとてもリラックスして自分らしく見えて幸せそうだった。本当の友達を見つけられたんだと思う。
自分の人生を切り拓くのはいつも自分。そして少しの勇気なんだと改めて感じた。
このストーリーの中で大きな位置を占めるものに歯の矯正がある。アメリカでは歯の矯正をするケースが多く、矯正する年代は思春期と重なるため心理的負担が大きいと思うのだけれど、そういった心理を描いた作品がこれまであまりなかったんだと思う。そういう意味で広く受け入れられているのかも知れない。
ところでこの本はコミックになっているんだけど、ところどころ意味の分からない口語表現が出てきたり、文字が手書きのため読めない(読みづらい)箇所がところどころあった。現地の子どもはこんな字を読むのか、とかこんな単語使うのか、とか想像しながら読むのは楽しかった。
うちの息子は女子でもなければティーンネイジャーでもないのにかなり気に入っているようで私は首をかしげている。女子の恋心とか、オシャレしたい心理やら、女子グループの陰湿さとか全然理解してないと思うんだけど。。。でも続編を買い、それも気に入ってるのでよっぽど面白いんだと思う。英語の勉強につながってると良いんだけどな〜。