The Secret Dreamworld Of A Shopaholic
- Black Swan (2000年9月14日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9780552213578
感想・レビュー・書評
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[図書館]
読了:2012/11/16
10,0000(概算)
主人公に全然魅力を感じられず、惰性で読み進めた。
服屋のバイトをしながら、客が自分の目をつけていたゼブラ柄ジーンズを試着しようとしたからと言ってあれこれごまかして隠し、それがバレて解雇されたら「ひどい!ほしかっただけなのに」みたいな感想を抱く…。
このあたりが、最悪だった。
自分の居場所がないと感じたり、自分の存在価値に不安を抱いたときに買い物によって埋めようとする…一般的に言われている買い物依存症の症状をきっちり描いているな、とは思った。
レベッカが買い物するときの言い訳はたいていこれ。
I deserve a treat.
これこそが買い物中毒の行動原理のように感じた。
あと、宝くじを買ったら絶対当たる、と考えて皮算用したり、就職試験を受けたら必ず受かる、と考えて妄想したり、確率の考え方や自分を客観視する能力がすっぽり抜け落ちている。
あまりに怠惰だとこうなる…という反面教師としてはいい題材なのかもしれないが…。
後半の、急に毛色の変わった展開は、ディベートであっさり相手が降伏して、拍子抜け。最後のオチも読めてしまった。
ただ、ディベート直前の、頭真っ白、どうしよう、の描写はすごく的確だと思った。ここで緊張を解いたのは、論理や自分の知識ではなく、関わる人のことを考えること、がキーワードだった。
We need human interest.
読んでいて、主人公に共感するよりもイラつくことの方が多いので、続きは読まないと思う。
dumb down
sort out
windfall
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