- Amazon.co.jp ・洋書 (480ページ)
- / ISBN・EAN: 9780553590425
感想・レビュー・書評
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読み易い英語なので,謎に引きこまれてどんどん読み進めたい気持ちと英語のつっかかりがうまく調和してスムーズに読むことができた。前半はいろいろな伏線を張って描写も細かいが最後にあれっ?となるような作品が多い中,本書はドラゴンクエストIIみたいに最後の後に最後まで用意してあって,ストーリー構成としては最高の仕上がりだと思う。内容も面白い。こんな本をどんどん読んでいきたい。
それにしてもやんちゃなお兄さんは本当にfuOkin'連発するのね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朝起きると、家族が消えていた。
なんの説明もなく。
そこまでならミステリーとしては新しくない。
でもその前夜に主人公が両親と大げんかをしていたら。
母親を傷つけ父親に心にもない言葉を浴びせていたら。
この小説の主人公は、
ふたつの不安を抱えて25年間苦しんで来た女性です。
自分の家族は生きているのか。
そして、自分は本当は愛されていなかったのではないか。
この2つ目の不安が最後の最後に明かされます。
ミステリーなのに冒頭と最後で泣けるのは初めてです。
英文もすっきりと読みやすく、最後まで飽きさせません。
時折出てくる"ふたり"の会話の得体の知れない異常さも効果的。
読んでよかった!と思えるミステリー。おすすめです。 -
一度読み始めたら途中でやめられなくなります。スリリングで予想できない展開。楽しめました。