Never Let Me Go

著者 : Kazuo Ishiguro
  • Faber & Faber (2006年3月1日発売)
4.07
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  • 104人登録
  • 20レビュー
  • Amazon.co.jp ・洋書 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780571224135

Never Let Me Goの感想・レビュー・書評

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  • 映画を見てから本を読みました。本の方が、淡々としたナレーションの中に、主人公の必死に生きる姿、この世に道具として生を受けたことに以上に意味を見出そうとする姿がよく伝わって来ました。とても切ないお話ですが、特に若い人に読んで欲しいなと思うお話です。

  • YL7.0 / 96,096w

  • 一冊を通してすぅーっと流れる、寂寥感のような空気が、読後もわたしのこころの中に漂っています。生ききる、ってこんなことかしら。

  • 2011.11.28
    ゼミで扱った本。

    読みやすい。
    でも、テーマは実は重くて深い。
    「人間って?」「人間らしさって?」っと考えさせられます。
    救われたような、救われていないような。
    カズオ・イシグロの世界観。
    私は結構好きです。
    春学期に読んだ「日の名残り」と比べると、ゼミ全体ではこっちの方が好きな人が多そうな印象だけど、私個人は「日の名残り」の方が好きかな。Stevensの馬鹿マジメな性格や直向きさが皮肉なような、でも憎めないって感じで。他の作品も読んでみたいな。

  • 人に影響を与えている世界、役割、想い出、感情、愛情、キーワードしかレビューが書けないな…上手く言えない

  • 感想なんてそう簡単に書けないような小説です。一つ言えることは、これは絶対読んだ方がいいです。文学としてこれだけのものはそうそうないかと。

    洋書で読んだということもあって、真相は第三部まではっきりとわかっていなかったせいもあってか、知った時は凍りつきました。

    全てのいまいち解さない点が一気に浸透して行って、震えるような、いや実際軽く震えながら最後は一気に読み切りました。

    ストーリーとしては完璧に計算された構成美のようなものすら感じました。全てのエピソードに意味があったようでスルーしてしまった部分もあると思うので再読しなければならないと思います。フィクションの最高峰かもしれません。

    中身は、人として生きることの意味だったり、運命だったり、愛だったり、魂だったり、科学への警鐘だったり、想いの力だったりと色々あってどんな話かは描写する言葉が思いつきません。

    カズオイシグロの独特の過去を語る繊細かつ断定的でない曖昧な描写は中々珍しいと思いました。

    語りと会話なんで英語のレベルはそんなに高くはないですが、ストーリーの構成上読みつつ意味がわからない部分が英語のせいじゃなく元々あるので、それに惑わされないで第二部辺りまでいければ、あとは止まらないでしょう。

  • 一度めに読んだときも、二回目に読んだときも、
    ずいぶん穏やかに、徐々に進むなという印象は変わらない。

    微妙な感情のすれ違い、いたずらに繊細な人の心を、
    退屈にさせるくらい丹念に描いている。
    それゆえに、逆に観客を翻弄する。

    Kazuo Ishiguroさんのお手の物だ。

  • 救いのない設定だけれど、キャシー、ルース、トミーが変更の効かない未来を三人三様に受け止めていく過程に心打たれる。読み進むにつれてnever let me go の意味が、まったく予想もしなかったふうに輻輳していく。

  • 2006年の発売後、割とすぐに読みました。
    SFとしては破綻もあるんですが、私は好きです。

    結局、作者はSFとして、歴史改変ものとしての完成度を高めることには興味がなかったんだと思うんですよね。むしろ、「SF的に世界観をきっちり確立することがポイントの話じゃないから」っていう、確信犯のように思います。

    うろ覚えですが、この作品について確かイシグロは「生きる悲しみを描きたかった」というようなことを言っていたと思います。
    人生って悲しいものじゃないですか。みんな最後は死ぬんだし、一生の間にたくさんの夢をあきらめて、たくさんの人と別れていく。

    そういうメタファーとしてみるなら、彼らは私たち自身。

    お得意の「信頼できない語り手」になる語りはサスペンスを盛り上げてくれるし、切ない青春ものとしても読めます。

    個人的には「日の名残り」のほうが好きですけれど。幅広い層に愛される小説だと思います。

    主人公は若い女性ですが、(理由はネタバレになるので言えませんが)年齢より幼くピュアな一面があり、英語もそれに合わせて簡単な言葉を多用しています。そういう意味でも比較的読みやすい1冊。

  • ネタバレになるから内容は話せないけど、読後感は良くないよって、よく人に勧める。勧めにくいけど勧めちゃう本。

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