Never Let Me Go

著者 : KazuoIshiguro

• Faber & Faber (2006年1月5日発売)

感想・レビュー・書評

[あんずさんの感想 · 2022年8月25日]

読んでいる途中、読み終わった後…タイトルの意味がどんどん深く感じられるようになりました。後半、謎が解けていくかと思いきや、それも一筋縄ではなく…。
倫理とはなんなのか。医学の進歩がおとす影。臭いものには蓋をする世論。

今の時代、テクノロジー的にはありえなくはない設定だからこそ、恐い。

[ブクログブクロさんの感想 · 2012年9月15日]

映画を先に見てから、勉強も兼ねて原作本に挑戦。あまりにあっさり、淡々としていたように感じたのは、作者の文体のせいか英語で読んだせいか。
幼少期のRUTHとのエピソードなどは、多くの女の子がなんとなく共感出来ると思う。作者男性なのによくわかってるなー。

[grovesideさんの感想 · 2011年6月15日]

後半にかけて次第に明らかになる謎。衝撃的な内容ですが、作品全体の、しんとした雰囲気がよい。

[sookmiさんの感想 · 2009年3月10日]

静かに、静かに、怖い。挫折して3度目に読了。読んで後悔してないけどもう読みたくないかも。何度も夢に見てしまった。

[kanamarieさんの感想 · 2006年10月20日]

ノスタルジック。

[levyさんの感想 · 2006年9月22日]

淡々とした描写が恐怖と哀感を。文章が非常にいい。

[manekingさんの感想 · 2006年9月11日]

現在の所イシグロの最新作．ある特殊な施設で育ったまだ若い主人公は，友人2人を中心のその日々を回想していく．　　特殊な設定ですが，あまり気になりません．人間が生まれてくる意味，生きる意味，人を愛する意味，そして死ぬ意味というものを深く考えさせる内容になってます．