Remains of the Day

著者 : Kazuo Ishiguro
  • Faber & Faber (2005年3月1日発売)
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780571225385

Remains of the Dayの感想・レビュー・書評

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  • 毎朝30分の読書を決めて17日間で読了。paperbackで 258ページ。読みたい本がほかにたくさんあるので、本書は毎朝30分ずつ読み、続けて読みたくても30分で終わりにする。このやり方だと読めることが分かって嬉しい。

    1989年のBooker Prize 受賞作品。それほど難しい語彙を使わず、自然で、さりげない表現ーイシグロの文章のすばらしさに何度も出会い、何度も驚かされた。その上、作品全体の構成が、明快で、よく練られていることが、原書では特に明らかだ。

    Day Four - Afternoonという chapter titleの後半終盤にさしかかるところで、執事Mr Stevensが仕え、全幅の信頼を置くダーリントン卿がなぜおとしめられたのかが、次第に明らかにされる部分は、翻訳とはかなり異なる印象を受けた。当時の政治や社会状況、事柄の理由や、その表現、登場人物ひとりひとりの置かれた環境、作品全体の意図などが、何層にも重ねられていて、英語表現がその層を透けて見えるように描く手法は、イシグロ作品の面白さではないかと思う。小説全体の構造は、深く考えられた事が分かりながら、それらをさりげなく1人の執事の日常に置いていて、見事だ。

  • Never le me goを読み終わって、独特な雰囲気に魅せられ、昔見た映画のThe remains of the dayを思い出し、原作はどんなだろうと読んでみた。最初は男の独特の言い回しになかなか本に入り込めず、途中1度中断。再読したときには何とか読み進めることができた。中盤以降は一気読み。主人公の独白で話は進むが、回想を通して微妙な心の動きを見事にあらわしている。

  • 綺麗すぎる物語を透明すぎる英語をもってつづった珠玉の作品。
    太宰治の「斜陽」に似てはいるがそれに非ずと行った存在。
    イギリスの美しさと人間のはかなさのハーモニーが人の心を打つ。

    涙しそうである。

  • 面白そう・・・ではあったのですが、、、英語も読めないレベルではなかったのですが、、、なんだか付いていけずにギブアップです。面白そうなんだけどな。日本語なら楽しんで読めると思います。

  • Booker受賞作品と聞いて十数年前に読んだ。
    映画も良かったが本では風景、心理描写をゆっくり味わえた。これ以後、同じ作家の作品に一応目を通すが、これを超えるものは今のところない。

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