Never Let Me Go

著者 : Kazuo Ishiguro
  • Faber & Faber (2011年12月発売)
4.22
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  • 本棚登録 :141
  • レビュー :16
  • Amazon.co.jp ・洋書 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780571258093

Never Let Me Goの感想・レビュー・書評

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  • 主人公キャシーは「介護人」として、長年同じ寄宿学校に通い、青春期を共に過ごした友人や初恋の人の看病に勤しむ。病院までの往復、車中で思いを馳せるは懐かしい学校での日々。淡い初恋や、友人とのささいな喧嘩。そして同時に思い出すは穢れに触れるかのように怯えた目をした教師や、一人、また一人と姿を消していった友人達の事。色々あったが、今思い返えばどれもかけがえのない大切な思い出でー。泣けるディストピア小説と言えばコレ。読み進めていく内に、キャシーが懐かしむ「学校」のどこか奇妙なカリキュラムと腑に落ちない校則に、言い知れない気持ち悪さが募る。ただし生徒達に不思議な点は一切なく、恋に振り回されたり、学校内の迷信を馬鹿にしながらも心のどこかで信じてしまう純真な姿は、どこの学校でも見られる普通の光景で。主人公の回想を読み進める内に明かされる学校の謎に驚くと共に、来るべき悲劇に思いが至り、その瞬間から涙を流さずにはいられないだろう。

  •  SFっぽい設定だし、ミステリーの要素もあるけれど、生きることの意味について深く考えさせられるシリアスドラマというのがこの物語の本質だと思います。

     最初にHailshamでの日常生活の中のこまごまとした出来事やそれに伴うKathyとその同窓生たちの気持ちの動きを綿密に描写することで、彼らにかけがえのない「生」があったのだということを読者に強く印象付け、後段の物語の悲劇性を浮き彫りにしているのだと思います。

     それにしても後半はせつないです。

     読み終わってからしばらくは物語が頭の中から離れませんでした。

  • 総語数:96096横浜国立大学附属図書館蔵書検索http://libopac.lib.ynu.ac.jp/webopac/BB00629745

  • カズオ作品を原文を読んだのは初めて。
    柴田元幸氏もカズオ・イシグロの英文は非ネイティヴも読みやすいと言っており、確かに読みやすくて美しい文章だった。
    翻訳を読んだ後だったので理解しやすかったのも大いにあるのだけど、トミーの咆哮とラストシーンは原文の方が感情が押し寄せた。
    他の作品の原文も読んでみたい。

  • ディストピアSFなんだけど、SFっぽさはあまりなくて、現実社会にある格差を寓話化した話として捉えたほうがいいような気がする。Kathy、RuthそしてTommyの置かれた状況は、ある意味戦時下のイランの子供たち、貧しい国々の最下層で生きる子供たちなどと重なってしまう。

    全体的雰囲気や話の持って行きかたがMargaret AtwoodのThe Handmaid's Taleを思い出させた。しかし、Ishiguroの作品はAtwoodのそれよりも個々の人間関係に重きを置いていて、よりSFらしくないとも言える。

  • 久しぶりに英語の本を読んだら、読みながらきちんと内容が頭に入ってくるという奇跡が嬉しくて、好評価というか、好印象

    つまり読みやすい本なのだ

  • 意味がわかるまでにだいぶかかった。せつない。後からじわっと来る。

  • ブックオフ練馬高野台、¥400,

  • 96,374words

  • 映画を先に観た。
    映画は原作に忠実だった。
    ショックな内容が、静かに語られて行く。
    生きる意味かなあ。たぶん。

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