The Namesake: A Novel

著者 :
  • Mariner Books
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780618485222

感想・レビュー・書評

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  • インド系米国人二世の半生(と言っても生誕から40歳前)を中心にアメリカでの日常を描いている。二世は自分の祖国の色濃い親達を疎ましいと思いながらも結局、自分のアイデンティティーを家族の中に見つける。その過程が静かに情緒豊かに綴られて飽きることなく読むことができた。会話は少なく聞きなれない単語も多めだけど、その短くてヴィヴィッドな描写は心に残ります。あー、良かった。。

  • 異国で暮らす移民、そして二つの文化の中で自分のアイデンティーに悩む2世たち。そして女性たち。
    「千年の祈り」の映画をみたばかりなのでリンクすることもありました。
    今度「停電の夜に」も読んでみよう。

  • だいぶ前に読んだ。すごくきれいな文章で(英語で読んだので霧がかかっているのだけれど)、読み終わってすぐ、この作者の別の本を探した覚えがある。ストーリーなんかは忘れちゃったけど。

  • 【概要・粗筋】
    AshokeとAshima夫婦は、インドのコルカタからアメリカのマサチューセッツ州に移り住み、男児を産む。その男児は名付け親からの手紙が届く前に、出生手続きをしなくてはならず、ロシアの著名な作家の名前にちなんでGogolと名付けられる。幼い頃には自分の名前に愛着をもっていたGogolだったが、次第に嫌うようになり、18歳の頃とNikhilと改名する。Gogolの成長を主軸にインド系移民の一家の30年を描く小説。2003年発表で、邦題は『その名にちなんで』。

    【感想】
    作者の処女短編集が気に入り、この処女長編を読んでみたのだが、短編小説で見られたハッとするような巧みな表現がなく、正直期待外れだった。おまけに、短編集で描かれた題材やテーマに類似するものが、この作品にも随所に見られる。短編の寄せ集めという感じがする。それなら、短編の方が出来がよいので、そちらを読んだ方がよい。

    物語の展開はかなり平板で劇的なことは特に起こらない。そのため、盛り上がりに欠けて、退屈とまでは云わないが、そんなに楽しめなかった。

    英文はTOEIC600点以上であれば難なく読み進めることができる。

  • もともとは同題名の映画を先に観ていて、
    原作をずっと読みたいと思っていたのです。
    ようやく読むことができた。

    映画は映画で良かったけれども、
    小説はより深く、淡々と丁寧に描かれている。
    アメリカに移民したインド人夫婦とその子供たちの話なんだけれども、
    それぞれの苦悩がとても丁寧に描かれていて
    なんてこともない日常の風景だったりするのだけれども、それがまたいいのです。

    日本語訳版もでているので、
    ぜひ映画と合わせて読んでほしい一冊。

  • YL7.0 110,992語

    Ashokeは旅の途中で列車事故に遭遇し、生死をさまよう。
    その後、Ashokeに嫁いだAshimaと二人はアメリカで生活を送
    ることになる。
    やがて男子が誕生するが、名づけ親の祖母からの連絡はす
    ぐに届かず、出生届のためにGogolと名付けられた。
    Ashokeが列車事故で奇跡的に自分の命を救ったGogolの短
    編集。作者の名前からとったのだ。

  • 2004 FALL

  • ジュンパラヒリは長編も良い。素晴らしい。

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  • 何か大きな事件が起きるわけではないですが、知らない内にお話に引き込まれていきます。移民としてのジレンマはよく理解出来ました。

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