The Remains of the Day: Winner of the Nobel Prize in Literature (Vintage International)
- Vintage (1990年9月12日発売)
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感想 : 8件
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- Amazon.co.jp ・洋書 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9780679731726
感想・レビュー・書評
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古きよき(?)イギリスの執事の話。英語も少しトラディショナルな感じです。
執事はどうあるべきか、どのような執事が理想かといった価値観が現れています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本の英語はちょっと難しいかも。主人公が執事というだけあって、かなり丁寧な言葉使い。
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TOEIC600ぐらいから。ほぼクロニクルなのでそんなに混乱なく読みやすい本だと思います。主人公スティーブンスの自慢たらたらの話が続きますが、年寄りのごにょごにょだと思って許してあげてください(笑)優秀な執事だったスティーブンスの父親がぼけてやば〜くなっていくのを思い出してみたりしているのですが、自分もそうなってきつつあることに、気づいていないのが、プライドのため気づかないふりをしているのか。哀れを誘います。
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英国のとある「卿」に仕えた執事の話。
時代も変わり、雇い主も変わり、彼が過去を回想する物語。
第二次世界大戦、大英帝国の衰退、アメリカ資本主義の台頭
そんな流れの中で、彼がいかにして自分のdignity(尊厳?)を保てるか
そもそもその「dignity」たるものは何か、について話している。
「いかにも」イギリス的な生真面目さと、鈍感なほどの考え方もご愛敬。