Memoirs of a Geisha: A Novel (Vintage Contemporaries)

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780679781585

感想・レビュー・書評

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  • 芸者の生き方をアメリカ人が聞き描きました。
    これって日本人が書くよりも正確だと思います。

    なんか艶かしさを感じます。
    それにしてもやはり外国の方の日本の印象は
    侍、芸者、相撲など日本人だとあまり普段意識
    しないものが多いですね。

    近くに住んでると観光地でも訪れないと言いますが
    それと似たような感覚ですかね~

  • This is so different from geisha's realities of the present days. I wonder how many readers outside Japan would realise it.

    Some of words that the author translated are wrong. There are nuances and he failed in expressing them.

    The story, too, is not quite real. How come doesn't this Sayuri ever take any younger sister? Popular geishas have to take some later on. By the age of late 20s, how could she escape from it? And how could "Mother" be satisfied with the money from the "Chairman"? It means the end of the okiya. As for "danna", even back then geishas had choices to say no. Plus, most of geishas did not care as much as this Sayuri about it, because it is just another source of income. Even today, the beauty of geishas is that they live in love but they don't die for it. They know how to control their living, and be successful.

    To me this still remains to be a book that lost sense in translation.

    はっきり言って残念な出来。和英の翻訳も、一部間違い。ずっと昔の話なのだが、どれだけの読者がそれに気づくだろうか。これが「ゲイシャ」のイメージを作り上げているが、現在の芸妓さん・舞妓さんとは、かなりかけ離れている。まあ、モルガンお雪さんのようで、これも美しい話なのかもしれないけど。

  • 著者は日本美術を専攻しただけあって、話の情景や人物の心情が全て「絵」になります。読者なら皆、「この話を映像にしたい」と思わずには居られないでしょう。後は、ハリウッドが、たっぷり時間とお金をかけて良い映画を作ってくれることを期待します。

    私は原書を読みましたが、女房が同時進行で邦訳「さゆり」を読みました。京都弁で語られていて、日本人には邦訳の方が、より面白いかもしれません。

    岩村電器会長のモデルですが、やはり松下幸之助ではないかと思います。大阪の電器会社、二股電球ソケットの考案、創業時のメンバーであるノブさん(井植歳雄?)の存在、戦後の制限会社指定に奔走する日々等。千代(さゆり)と同じく9歳にして親元を離れ大阪の地で丁稚奉公をした幸之助だからこそ、白川の辺で一人咽び泣く少女の悲しみを理解できるのではないでしょうか?

    敵役「初桃」の生い立ちを知りたい気がしますが、「沈黙は金なり」で却って想像が膨らんで良いのかも知れません。

    愛する人との思い出を胸に強く生きているであろう全てのお年寄りが美しく見える本でした。

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