A Color of His Own

著者 :
  • Dragonfly Books
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780679887850

感想・レビュー・書評

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  • 1975年刊。
    本作のカメレオンのマグカップを使っている。たまたま見つけて買ったもの。外は白、内側は赤。

    でも本作は読んだことがない。と思い込んでいた。
    そしたら、正月に実家で本作を発見。持ってきた。
    じっさい、手元にある本は落書きだらけだ(笑)
    さんざん読んで(読み聞かされていた)のだな。幼少期の記憶の痕跡(まったく覚えていないが)がマグカップを手に取らせたのかも。

    さてこのカメレオンは、他の動物たちが自分たちの色を持っているのに対して、自分だけがころころと色を変えてしまうことを気にしている。

    しかしカメレオンはついに仲間と出会う。
    別のカメレオンだ。彼は自身の悲しい話をする。
    「ぼくたちは自分の色を持てないんだろうか」と彼は尋ねる。
    「残念だけどむりだね」
    と別の、年上のより賢明なカメレオンが答える。
    「でも、ぼくたちいっしょにいたらどう? どこへ行こうともぼくたちはあいかわらず色を変えるけど、きみとぼくとはずっとそっくりなはずだよ」

    こうして2匹のカメレオンは、行く先々で、同じ色を共有するようになる。2匹は幸せに暮らした。

    この"解決"に、読後まもなくはムムと警戒したけれど、これが3匹以上(社会)ではなく2匹どまり、というところはちょっといいな、と思い直した。

    そもそも、カメレオンが色を変えることの何がそんなに悲しいのか納得がいかず、むしろそれでいいじゃないかとカメレオンを励ますような気持ちで本書を読んだ。
    自分だけの色を持つことを善とすると、いろんな罠が待っているぞ、と。

    自分はすぐに色を変えてしまうと自覚しているぶんだけ、最低限の原則は守ろうという倫理感は働く。のかは定かではないが、自覚せずに色を変えるよりかは、よほどきみはよく生きているよ、と思ったことを、今後コーヒーを飲みながら思い出すだろう。

  • 「自分の色」がないことを寂しく思うカメレオンが、黒い体で冬を過ごしたあともう一匹のカメレオンに出会います。
    「いつも一緒にいれば僕たちはいつも同じ色だよ」
    一緒にいて幸せな仲間がいれば、自分が何者かなんて、あんまり大した問題じゃない。
    シンプルな言葉ときれいな色。絵本の魅力はこれに尽きますね。

  • いろんないろにかわってびっくりしました。

  • レオ•レオニの絵が好きで、家にはいくつかポスターが飾ってある。その中にいたカメレオン。まさか彼がこんな物語の主人公だったなんて。
    毎日、ご飯を食べながら眺めてたのに。

    カメレオンは自分の姿を背景の色に似せることができる。敵から身を守るためにとても便利だ。
    でも彼は悩んでいた。
    ブタはピンク
    象はグレー
    みんなそれぞれに自分の色を持っているのに、何故僕だけが自分自身の色を持つことができないのだろう。

    自分だけの色というのは、個性ということなのかな。でも自分の色を持てないという、みんなと違うことも彼を孤独にする。
    暗く厳しい冬。彼は真っ黒な体のまま、春の訪れを一人きりで待つ。そして彼が出会った素晴らしいものとは。

    とにかくカメレオンがとても愛らしい。あまりにも可愛いので、ネットでぬいぐるみを購入してしまった。
    人と違う自分だけのものが欲しいけど、でもやっぱり独りきりではいられない。カラフルで胸が暖かくなる素敵な絵本でした。

  • プレゼントでもらった洋書。色を英語で覚えるのにいいかも。

  • 0802

  • 2009/04。
    娘の通うスクールでいただきました。
    私がこの絵に一目惚れしてしまいました。
    内容も娘にちょうどよく親子で楽しんで読んでいます。

  • Leonniさんとの初の出会い。自分の色が欲しくて落葉樹の葉っぱにのっかっちゃったカメレオンがかわいい。最後はやりすぎでしょ!

  • カメレオンが、自分の色がないと悩みます。いろんな色の生き物が出てきます。<BR>239語

  • 子どもへの読み聞かせに購入したのに私がハマッた。いいお話です。

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