The View from Saturday (Jean Karl Books (Paperback))

著者 :
  • Atheneum Books for Young Readers
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本棚登録 : 39
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780689817212

感想・レビュー・書評

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  • 2度、読了。

    アカデミックコンテストが話題なので、ほとんど難しいクイズ?ばかり??
    と思ったのですが、最後にクイズの問題と答え、ちょっとした解説があります。




    ブログのリンク
    http://yukaffe.blog27.fc2.com/blog-entry-2003.html

  • 2013年83歳で亡くなったE.L.カニグズバーグのニュ-ベリー受賞作。メダル、オナーを合わせると3回目の受賞。オリンスキー先生のクラスの6年生、ノア、ナディア、イーサン、ジュリアの4人はエビファニー校の代表チームとして、アカデミックボウルというクイズ大会に参加する。上級生チームに混じって勝ち進んでいく。各章ごとに、それぞれの子のエピソードと、大会の様子が交互に語られていくという構成。さいごにそれがひとつにつながって……。

  • じんわりと心に響く素敵なお話だった。さしてドラマッチックに何かが展開するわけではないのに、ひきこまれる。
    前半は主人公の子供達の4人の一人一人の目線での経験が順繰りに綴られている。あちらこちらで接点があるのだが、それぞれの立場から見える景色は違っていて、ウィットに富んだ文章とあいまってとても面白い。4人はみな、違ったタイプの賢さがあり、それぞれの経験を足がかりに歩き始める。同じ作者で前に読んだ"From the Mixed-UP Files of Mrs.Basil E. Frankweiler"にも通じるところがあるが、このお話も本当の知性を形づくるものが何なのか強く問いかけている。
    登場する先生は、毅然とした中にも一人の人間として悩みも不安も人間らしさも抱えて描かれていて、一方的に教えてもらう存在ではなく、生徒もまた先生の人生に一石投じる関係にあるところが魅力的だった。
    また、祖父母の世代との交流が多く描かれており、祖父母の人生は否応無く良かれ悪しかれ子供達に多大な影響があるのだが、それがかけがえのないものに感じた。

  • 話は大好きなタイプ。ただ、最初がちょっと読みにくかったので☆四つ。色んなモチーフをパズルみたいにつなぎながら読むのは面白い。

    『From the mixed-up files...』でも感じたけど、私、この人の文体はちょっと苦手。ひとつひとつの表現は好きなんだけど。

    inferrenceが多いからか。

    でも、マクラクランも同じように読者に推測を沢山させるけど、彼女の文体は好きだからなぁ。好みの問題だろうなー。

    テーマや物語はとてもよいです。図書館で借りたけど、自分用に一冊買って手許においておきたい。

    -------------
    さて、上のレビューから何ヶ月経ったかな。Audiobookも入手して何度も聴き、シャドウイングするともなく何となくブツブツ一緒につぶやいてているうちに、protagonistsの気持ちの機微や、カニグスバーグの小説の上手さがひしひしと感じられて、☆5つに変更することにしました。声に出して読むと、よさがひとしお感じられる。Julianのパパがいい味だしてますね。

  • ○あらすじ
    Mrs. Olinskiによって選ばれた6年生の四人、
    Noah、Nadia、Ethan、Julian。
    彼らは、今まで一度も6年生が勝ち残ったことのないクイズ大会、
    Academic BowlにEpiphany Middle Schoolの代表として出場します。
    なぜこの四人が選ばれたのか、選んだMrs. Olinskiにも
    本当の理由が分かりません。
    でも、四人はこの代表に選ばれる前から、強い絆で結ばれていました。
    それは、NoahがNadiaの祖父とEthanの祖母の結婚式で付き添い人を務め、
    Nadiaがウミガメを助け、EthanがJulianと出会い、
    Julianが引っ越してきたことから始まっていたのです。
    (あらすじは参考程度でお願いします。)

    ☆感想☆
    “Academic Bowl”(ウルトラクイズのようなクイズ大会)開催中の出来事と、
    それまでに起こった代表メンバー、四人+先生のエピソードが交互に語られ、
    時系列がバラバラなところ&言葉の難しさのせいで、
    どうも読みづらい作品でした;
    英語には途中から慣れてきましたが…。
    でも、そんな苦痛を感じさせない不思議なストーリーと
    なんとも言えない面白さを持つ作品でもありました。

    ストーリーの土台に、「不思議の国のアリス」があるんですが、
    それがまた、物語に摩訶不思議な部分を足していたり、
    色々なエピソードがパズルのように、収まっていくところが面白かったです。
    (思えば、ストーリーにパズルも出てきたりしますw)

    んー、私の理解力不足のせいで、
    どうも全てをしっかり理解できなかったのが残念でした;
    また、レベルアップしたら再読したいと思います :)

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