The Storm (1) (Lighthouse Family)
- Beach Lane Books (2003年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (80ページ)
- / ISBN・EAN: 9780689848827
感想・レビュー・書評
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YL3.0-3.5 語数5441w 人里離れた灯台で、たった一人暮らしている Pandora(猫)。海の自然は厳しく、冬は嵐が来ると何週間も外に出られない。話す相手もほとんどいない険しい場所で暮らす理由は、子供の頃に父と乗った船が嵐に合い、灯台の光に救われたから。安全な航海のために灯台を守ることを使命に感じ、以来4年が経つ。ある嵐のあと、船乗りの Seabold(犬)が浜辺に倒れているのを見つける。
傷が癒えるまでのつもりだったSeaboldは、いつしかPandoraと一緒に灯台に住み始める。海に漂流していた木箱を救助すると、中には弱り切った小さな子ネズミたちが。手厚いケアで元気になった3人(匹)。孤児院にいたが、兄妹離ればなれにされそうになり逃げ出したという。静かな灯台に、家族の温かみが灯るようになった。
『Lighthouse Family』5冊シリーズの第1巻。擬人化された動物たちのストーリー。人間は出てこないのかな、読めるかな?どうだろう?と最初は思いましたが、読み始めたら 『Sarah, Plain and Tall』シリーズ(Patricia Maclachlan)ように、情景が目の前に浮かんでくるせいか、ハマってしまいました。Cynthia Rylantらしい優しい香りがします。これからの暮らしがどうなっていくのか。3巻まで続けて読みたい。
カラーの絵は表紙と裏表紙だけですが、中のモノクロのイラストが柔らかい線で温かみを出しています。
(Lighthouse Family #1)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
YL: 3.5
5,441語 -
[図書館]
読了:2012/9/7
5441
30
やさしいやさしい物語で、安心して読める。
大騒ぎな展開はほとんどないのに、どんどん読み進められる不思議。たぶん、この物語の空気感をもっと味わいたいという気持ちがそうさせるのではないかと思う。
続きも読みたい。 -
5441words
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○あらすじ
灯台で一人暮らし、船の航海を見守るPandora。
でも、訪ねてくる人も少ない灯台での暮らしは、とても寂しいもの…。
そんなある日、大きな嵐に巻き込まれ、
怪我を負った船乗りのSeaboldが流されてきて…。
(あらすじは参考程度でお願いします。)
☆感想☆
↑下手なあらすじですみません;
ずっと読みたかったCynthia Rylantさんの作品です。
児童書ですが、大人の方が楽しめるかと。
以前、灯台に助けられた経験があることからは、
人里離れた灯台での仕事を選んだPandora。
孤独に耐えながらも、常に海を見つめ、船の安全を守っています。
そこに現れるのが、海を愛する船乗りのSeabold。
嵐によって、この二人が出会ったことから、
PandoraとSeaboldの新しい生活が始まります。
同居人ができて喜びながらも、
怪我が治れば、また海に出てしまうSeaboldとの別れを悲しむPandoraと、
海を愛しながらも、Pandoraの仕事に対する姿勢に惹かれ、
彼女との生活に愛着を感じていくSeabold。
異なる孤独を抱えた二人が家族になっていく様子がよく描かれた
とても心温まるお話でした。
イラストもすごく味わいがあって、素敵です♪ -
The Lighthouse Familyシリーズ1作目。 心のホンワカするストーリーです。 種類の違う動物が「家族」として灯台に住んでいる様子は「みんな、仲良くしなきゃだめよ」というメッセージになっています。 イラストが美しいのでそちらも楽しめる。
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古典のような美しい文章の心にしみる物語です。水彩画風の挿絵が中にもたくさんあって、カラーで見てみたいな〜とつくづく思いました。