The School Story
- Atheneum Books for Young Readers (2002年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・洋書 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9780689851865
感想・レビュー・書評
-
YL: 4.0-4.5
31,095語詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
760L
31095words -
○あらすじ
小学六年生のNatalieと親友のZoe。
ある日、Natalieの書いた小説を読んだZoeは、絶対に出版すべきだと勧めます。
でも、小学生の書いた小説を大人が真剣に取り扱ってくれるはずはなく、
どうしてもNatalieの小説を出版させたいZoeは、
自分が彼女のエージェントとして、
全面的にNatalieをサポートしていこうと決めるのですが…。
(あらすじは参考程度でお願いします。)
☆感想☆
もったいなくて取っておいたAndrew Clements作品です(爆
出版社の編集者として働くお母さんから、
流行りの本の傾向が“学校”が舞台になっているものだと聞いたNatalie。
それならば、実際に学校にいる自分が小説を書くのが一番なのでは?
と、執筆を始めてみることにします。
その最初の読者が、Natalieの親友Zoe。
Natalieの書いた物語に感動し、絶対に出版した方が良い!と提案するZoeは、
どうしたらその小説を最短で出版できるのか、ベストな方法を考え始めます。
ペンネームを使って自分たちが小学生だとバレないようにしたり、
出版エージェントの会社を作ってみたり…
お父さんが弁護士のZoeは、親友のために知恵を絞ります。
読みながら、自信があって、強気で勝気で、
親友を手放しで応援し、才能を信じてくれるZoeのような友達が欲しい!と
本気で思ってしまいました
彼女は間違いなく、今年の“友達になりたいで賞”の有力候補になるでしょう(爆
読み終わって考えてみると、
ストーリーが上手く進みすぎている気もしましたが、
NatalieとZoeの友情と、どうしても本を出版させたいという熱意が伝わってきて、
とても良かったです。
大げさかもしれませんが、自分に自信がなくなってしまった時に、
自分を勇気づけてくれるような、そんな作品だなぁっと思いました。
それにしても、Natalieの書いた小説が読みたくてたまらない!(爆
本文中に、少しだけしか登場しないのが、とても残念でした;
それに、この本にもこのストーリーで描かれたような
著者と編集者の熱意とか愛情とかが詰まっているんだろうなぁ
なんて、読了後に胸が熱くなってしまいました。