- 本 ・洋書 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9780734411372
感想・レビュー・書評
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人生は報われない理不尽な試練だ。その試練は、散々骨を折ったあげくに「NO」を突きつけられるためだけにある。
そんな風に感じていたり、過去にそんな思いをしたことがあったり、いつかそんな風に苦しむかも知れない人達のための絵本。
そんな気持ちになったのは君だけじゃないし、いつまでも続く気持ちじゃないよ。報われる日は必ず来るよ、と語りかけてくれる絵本。
たとえ自分の望む形でなくとも、本当には報われる日が来なくても、人の心は基本的に自分の人生を肯定するようにできてる。それにも幸運が必要だけどね。
私にとってはこの絵本が幸運の証し。マイケル・ローゼンの「悲しい本」もそうだ。ラストのページで、絶望を見る人と希望を見る人に分かれるのも似てる。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ず~~んと沈んだ始まり、
それが、どこかで変わることもなく、
続き。
最後に!
うまいと、うならせる絵本作家です。 -
■書名
書名:レッドツリー―希望まで360秒
著者:ショーン タン
■概要
今にも沈みそうな紙の船でただよう主人公。湖面に浮く灰色の枯れ
葉の中に、赤い葉っぱが1枚。こうして始まるストーリー。
(どのページにも、この赤い葉っぱがそっと描かれています。)
(From amazon)
■感想
多読用絵本。
実際英語で読んだのですが、英語版の登録が出来ないので、日本語
版で。
で、この本、絵とストーリーは好きです。
自分の"なにか"を探していく物語。
ストーリに新鮮さはありませんが、絵本の軸は"文章と絵"ですね。
この2つが好きならば、ストーリーはある程度許せてしまう感じ
がします。
あ、最後に一点。
邦題のサブタイトル"希望まで360秒"は、意味が分かりません。
こんな決まりは、原本には無いです。
翻訳者、もしくは、日本の出版社のくだらない解釈です。
こういうサブタイトルで勝手な印象を与えるのは、如何なものか
と思います。 -
見入ってしまう絵。
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