The Vanished Man: A Lincoln Rhyme Novel (Lincoln Rhyme Novels)

著者 : Jeffery Deaver
  • Pocket Books (2004年7月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780743437813

The Vanished Man: A Lincoln Rhyme Novel (Lincoln Rhyme Novels)の感想・レビュー・書評

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  • いわゆるリンカーン・ライム・ノベルの第五作目。

    例によって怪事件が勃発し、例によってリンカーン・ライムに捜査協力が依頼され、例によってリンカーン・ライムとアメリア・サックスがコンビを組んで手強い犯人を追い詰めていく。

    これも例によってというところだろうけれど、犯人とそれを取り巻く悪人どもの「悪人」としての性格は相当大味に、かつ誇張されていて、人間に対する批評性や複雑で奥行きのある分析というのは到底読み取れない気がするが、これはそもそもこういうジャンルということなのでこれでいいのだろう。

    邦訳は未読だけれど
    『魔術師(イリュージョニスト)』
    と題されていて、そちらの題の方が内容をよく表しているようで、文字通りプロのマジシャンの経歴を持つ犯人がmisdirectionの技術を駆使して、どんでん返しにつぐどんでん返しにつぐどんでん返しの更なるどんでん返しをまたまたどんでん返して、観客たるリンカーン・ライム達を思いっきり翻弄してみせる(けど最後はリンカーンがその上をいってみせるわけ)というお話で、テンポはなかなかいいけれど、それであってもやっぱり最後の方は「デスノート」みたいなことになってちょっとめんどくさい感じになっていたような気がする。。。

    とはいえ、この長さで最後まで場面展開のテンポが弛まないのは流石だし、シリーズものの宿命たるマンネリを回避しようという工夫だろうけれど、リンカーンとアメリアがいつもの「役割」を入れ替えてみるというのもなかなか面白かった。

    次作も絶対読みます。

  • Lincoln Rhyme #5

  • 例によって話が複雑でどんでん返しの繰り返し、でもって、最後の落ちはこのやろーって感じで。まあ、面白かったです。

  • このシリーズも5作品目になると登場人物の人間関係が濃密になり、会話に”遊び”の部分が出てくる。緊迫した場面ばかりが続く中、LincolnとヘルパーのThomが皮肉を込めながら丁々発止のやり取りをするのが面白い。今回の犯人はIllusionistという事だが、一昔前ならマジシャンやサーカスと言うとチープな娯楽というイメージがあった。しかしDavid Copperfieldあたりが登場してから、社会的地位が格段に向上した様な気がする。そういう旬な職業を犯人に登用するあたりは、さすがにDeaverらしい。また、Lincolnが唯一信じる”証拠”とか”科学”、また彼の天才的頭脳が逆にIllusionistに利用され、むしろ全く疑わない人間の方が騙されにくいというのも皮肉なものだと思った。個人的に大好きなFBI捜査官Dellrayが出てこなかったのは残念!

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