The Vanished Man: A Lincoln Rhyme Novel
- Pocket Books (2004年7月10日発売)
本棚登録 : 22人
感想 : 4件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・洋書 (560ページ)
- / ISBN・EAN: 9780743437813
感想・レビュー・書評
-
例によって話が複雑でどんでん返しの繰り返し、でもって、最後の落ちはこのやろーって感じで。まあ、面白かったです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このシリーズも5作品目になると登場人物の人間関係が濃密になり、会話に”遊び”の部分が出てくる。緊迫した場面ばかりが続く中、LincolnとヘルパーのThomが皮肉を込めながら丁々発止のやり取りをするのが面白い。今回の犯人はIllusionistという事だが、一昔前ならマジシャンやサーカスと言うとチープな娯楽というイメージがあった。しかしDavid Copperfieldあたりが登場してから、社会的地位が格段に向上した様な気がする。そういう旬な職業を犯人に登用するあたりは、さすがにDeaverらしい。また、Lincolnが唯一信じる”証拠”とか”科学”、また彼の天才的頭脳が逆にIllusionistに利用され、むしろ全く疑わない人間の方が騙されにくいというのも皮肉なものだと思った。個人的に大好きなFBI捜査官Dellrayが出てこなかったのは残念!
全4件中 1 - 4件を表示