Romeo and Juliet (Folger Shakespeare Library)

  • Simon & Schuster
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本棚登録 : 15
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・洋書 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780671722852

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  • 著者のシェイクスピアは、この「ロミオとジュリエット」という古典的名作を通して私に3つのことを教えてくれた。新しいことにチャレンジすること、一時の感情に身を任せないこと、人に情報を伝えるときは的確に伝える必要性。

    私は、新しいことに自ら進んで挑戦する性格ではない、一言でまとめれば臆病なのだ。新しいことに挑戦したほうが、様々な視点や価値観が増えるから「自分にとって良いことだ」と頭では分かっているのだが、ついついネガティブな側面ばかり考えてしまい行動に移さない。ロミオもそんな私に似ていたのかもしれない。ロミオは長い期間、ロザリンという女性への片思いに苦しんでいた。そこで、気晴らしにロミオは友達とキャピュレット家のパーティーに忍び込み、そこでロザリンよりも素敵な女性、ジュリエットと恋に落ちてしまった。ロミオがジュリエットと出会ったのは、ロザリンへの片思いを振り切ってキャピュレット家のパーティーへの参加---新しいことに挑戦したからだ。


    一時の感情に身を任せることは、良くないことだと思う。理由は簡単だ、感情が昂っているときは、物事を冷静に判断することができなくなり、後になってとんでもない過ちを犯してしまう可能性があるからだ。劇中に、こんな場面があった。ロミオがジュリエットと結婚して間もない頃、街頭でモンタギュー家とキャピュレット家との争いがあり、ロミオの親友・マキューシオが殺されてしまう。ロミオの怒りは爆発し、親友・マキューシオを殺された仕返しにキャピュレット夫人の甥ティボルトを殺してしまう。ロミオはヴェローナの町から追放の身となり、ジュリエットを深い悲しみへと追い込んでしまう。このような悲しい出来事が起きたのは、ロミオが一時の感情に身を任せてしまったからだ。例え親友を殺されても、自分の妻を悲しませる行為に結びつくことまで考えた上で行動するべきだったのだ。


    人に情報を伝えるときは、例え遅かろうが、早かろうが、とにかく的確に情報を伝えることが第一だと私は思う。何故なら、ロミオとジュリエットみたいな生き別れのような関係にはなりたくないからだ。ジュリエットはロミオと一緒に暮らすために、仮死状態になる毒を飲む計画を立てる。しかし、遠くに追放されていたロミオにはこの計画は上手く伝わらず、ロミオはジュリエットが死んだと思い込んでしまい、彼もその毒を飲んで一緒に死に、その直後に起きたジュリエットはロミオの死んでいる姿を見て自分をロミオの短剣で刺してしまうという場面があった。これは、ロミオに情報が的確に伝わってなかったから起きてしまったのだ。もし、情報が的確に伝わっていれば、こんな出来事は防げただろう。ここでは、情報を的確に伝える必要性を感じた。

    この古典を読んで、私は新しいことに挑戦すること、一時の感情に身を任せないこと、人に情報を伝えるときは的確に伝えること、を学んだ。これらはどれも私の人生の中で活かしていけることだ。特に大切だと思うのは、新しいことに挑戦することだ---そうすれば、ジュリエットみたいな女性に会うことができるかもしれない。

  • 文豪シェイクスピアの戯曲である。イタリアはヴェローナ、キャピュレット家とモンタギュー家は長い間争っている。それにも関わらず、キャピュレット家の娘ジュリエットとモンタギュー家のロミオは運命的な恋に落ち、二人は秘密裏に結婚する。しかし、ロミオの親友であるマキューシオは宿敵キャピュレット家のティボルトに殺されてしまう。怒りに駆られたロミオは親友の仇を討つ。ティボルトを殺したとしてロミオはヴェローナから追放されてしまう。ジュリエットは父親にヴェローナ市長の息子パリスとの見合い結婚を強制される。ジュリエットは薬師ローレンスに相談する。計画はこうだ。薬を飲んで仮死状態になることで自殺を装ってパリスとの結婚式を葬式に変える。夜になったらこっそりと棺から抜け出し、ロミオのいるマンチュアで誰にも邪魔されずに二人で暮らす。薬師ローレンスは、ジュリエットが死んだと勘違いしないように計画の詳細を記した手紙をロミオに送る。葬式は計画通りに進み、後はジュリエットが抜け出せばいいだけである。ところがローレンスの手紙はロミオに届かず、彼はヴェローナに戻り自殺を決意する。ロミオはジュリエットの仮死体を見て悲しみに暮れて毒を飲み、起き上がったジュリエットもロミオの短剣で自殺する。キャピュレット家とモンタギュー家は娘と息子の死を持って争いに終止符を打つ。ここで劇は終わる。

    この戯曲はシェイクスピアの三大悲劇のひとつである。私が読んだのはイギリス英語の原文なので、言葉に込められた意味が一つずつ直接的に伝わってくる。特に、シェイクスピアの比喩は巧みだ。劇中の会話も殆どが韻を踏んでいて、まるで長い詩を読んでいるかのように物語が進行する。読み手がイメージをし易いように天気や役柄に対する細かい指示も書いてある。例えば、マキューシオとティボルトとの死闘中には暗雲がかかり、そしてマキューシオは敵に背を向けた瞬間に背中を刺される、とまで書いてある。

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