The Joy Luck Club

著者 : AmyTan

• Vintage (1991年6月24日発売)

感想・レビュー・書評

[Jumexさんのレビュー · 2019年12月13日]

前から読みたいなと思ってて、やっと重い腰が上がった。期待してたのは、それぞれ違う境遇を背景に中国からアメリカに渡った4人の女性達が、定期的に集まって色んな話を語り合いながらストーリーが進んでいく…って感じかと。でも実際は、4人同士の絡みはそれほどなく、代わりにその女性達一人一人の母親や娘との繋がりをそれぞれ描いたものだった。生活のあらゆるシーンで、中国で信じられている迷信や験担ぎを取り込もうとしたり、アメリカナイズされていく娘を心配する母親の姿はパワフルなのと同時に微笑ましいし、女性の地位が信じられないほど低い戦時中・戦後の中国をたくましく生き抜いてきた女性達の姿に圧倒される。そしてやっぱり、いつの時代でも母親って偉大だなとつくづく思わされた。

[きょうすさんのレビュー · 2015年3月7日]

パワフルで面白かった。