Harry Potter and the Cursed Child - Parts One and Two (Special Rehearsal Edition): The Official Script Book of the Original West End Production

  • Little, Brown
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本棚登録 : 78
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 0732058137505

感想・レビュー・書評

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  • あれから19年、8つ目の物語。

    ようやく読みました。とっくに舞台も始まってしまったというのに。イギリスに行く機会があったので一気に読めた。満足。

    ハリーの次男、アルバス・セブルス・ポッターは「ハリー・ポッター」の息子であることにコンプレックスをもっている。スリザリンになったことも気に病む要素のひとつ。同級生のスコーピウスはドラコの一人息子だが、ヴォルデモートの息子という噂が立っている。はみ出し者の2人はいつも一緒。ある時アルバスはデルフィという女性に、年老いたアモスに、亡くなった息子セドリックを取り戻そうと持ちかけられ、スコーピウスと一緒にタイム・ターナーで過去に戻るが——。

    父親として苦悩するハリーが印象的。あの「ハリー・ポッター」だって怖いものはあるし、間違うこともある。いや、あの頃のハリーも割とすぐに苛立っていた印象あるけど。ドラコがそれでもしっかり父親というか大人やっていて一緒に戦うシーンもあってなんだか泣けてくる。ロンが相変わらずムードメーカーで、やっぱりチームにはロンがいないとダメだとDHで思ったことを再確認。みんなを仕切るハーマイオニーも相変わらず。そういえばジニーもヴォルデモートまといトム・リドルに操られてやらかしたことあったなとか、そもそもこのセドリックはみんなのトラウマとか、色々と今までの7巻分の内容を思い起こしながら読める大変素敵なファンアイテム。スネイプ先生の登場は本当にありがとうございます。

    デルフィの正体がヴォルデモートの子。しかもベラトリックスとの子。彼女もまた父親を知らない子。父親の助けになりたい。会いたい。何か違う道はなかったのだろうか。結局ヴォルデモートが知らないままだった愛は、デルフィも知ることがなかったのか。

    ハリーとアルバスの不器用な触れ合いは、彼らを少しずつ変えていき、時には間違いを犯しながらそれを抱えて生きていく人と人として成長させていくのだろう。

  • デスリーホロウから19年後、ハリポタ次世代。ハリーとジニーの次男アルバスセブルスとドラコの一人息子スコーピウスがヴォルデモートとベラトリックスの娘と対決する。タイムターナーが主になるハリーポッターシリーズの舞台劇の書籍版。ハリーとロンとハーマイオニーの関係は中年になっても同じなのが嬉しい、それとタイムパラドックスが生じた後の歪んだ世界に対するスコーピオが良い、ドラコの評価が上がる。私、個人的に何語でも戯曲・脚本や対談などの会話が主体のものは読むのがとても苦手なんですが、短いこともあって膿まずにいけました。舞台用なのでビジュアルがしっかりしていますが、ついでに映画化もしてほしいですねぇ。

  • 最高だった…!

    また、あのハリーポッターの世界の新しいストーリーを読めることがどれだけ幸福なことか。
    思春期の自分を支えてくれたハリーポッターの物語が、共に成長した彼らが親になった話。
    新しい苦難、親だからこそ、子どもだからこそのお互いへの反発。
    ハリーポッターの今までのbaseがあってこそ、グッとくる展開や表現もあり、とても楽しめました。

    Hermioneの職業に驚いたり、
    Scorpiusの聡明さに感嘆したり
    AlbusとScorpiusの友情に胸が熱くなったり
    Harryの親としての壁に衝突する様にもどかしくなったり、
    Ginnyの相変わらず腰がドンと座った感じの落ち着いた様子、Ronのユーモア…。

    そして感動したのがDracoの変化。
    彼が自身の昔を振り返り、友人が欲しかった、や父親との関係を冷静に振り返り今自分が親としてどうあるべきかを思う様に感激しました。
    奥様が、とても良い方で、2人は愛し合ったんだなって感動。
    そして、Snape。彼は、本当にハリーポッターシリーズの影の功労者ですね。
    彼がいるからこそ、いたからこそ…うっ(涙

    違う世界線でのRonとHermioneのAlwaysもグッときました。

    HarryがDelphiと対戦する時 1人では苦戦していたのが仲間が現れた時、1人では難しくてもみんなとなら、という。
    そう、そうだよね。
    いつも仲間がいて支え合ってたなあと思うと感動しました。

    the day、あのハロウィンの日。
    やるせない中で、Albusが、Ginnyが、Harryの手を握るのはもう…ほんと…辛いけど良かった、この描写はたまりませんでした。
    Voldemortに操られた過去があるからこそ、それを冷静に見つめることができるからこそGinnyは本当にHarryの最善のパートナーだと思います。
    キッチンの件は笑えたけどw

    これが映画で観れたらまた感動なのになあ…
    でも、いい。
    本で読めただけでも幸せ。

    ありがとう。

  • just amazing

  • おもしろかった!
    舞台の脚本なので、会話中心でかなり読みやすかった。ただ大人になった面々が難しい会話をするようになってるので、ややわからない部分もあり笑
    また松岡さんの翻訳で読めるのが、本当に本当に楽しみ!

  • ロンドン滞在がもう少し長かったら見に行けたかもしれなかった舞台の脚本。やはり読むよりは舞台を見たかったな。ハリーの次男アルバスを中心とした話なんだが、大人になったハリー達や、マクゴナガル先生なんかの言動のほうが気になってしまう。ハリーとダンブルドアのやり取りや、ハーマイオニーとスネイプのやり取り辺りが良かったかな。

  • 久しぶりにハリーの世界に嵌りエキサイトできました。物語の中心となりのはハリーの次男アルバス・セブルスとマルフォイの息子のスコーピウス。2人とも賢くてなかなかチャーミングです。

    これは戯曲なんだけど、場面転換が凄く早いしストーリーも二転三転して面白いのだけど少々混乱する。予備知識のない人がいきなり読んだら「なんじゃこりゃ?」と思うだろう。できればシリーズの1話から4話、最低でも4話を読んでから読むのがお勧めです。

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