Good Girl, Bad Girl: Discover the gripping, thrilling crime series (Cyrus Haven)
- Sphere (2020年8月6日発売)
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感想 : 3件
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Amazon.co.jp ・洋書 (432ページ) / ISBN・EAN: 9780751573435
感想・レビュー・書評
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なかなかおもしろかった。推理小説がそんなに好きではない私でも楽しめた。
ナレーターである主人公が心理学者で、もう一人の主役の少女は特殊能力を持っている、という設定なんだけれど、その特殊能力が私的にはビミョーで、もっとすごい能力の方が良かったのに、などと思ってしまった。あと、心理学という学問にも私は不信感があるので、それも違う設定が良かったな、なんてことを思った。
物語の途中で、なぜ心理学者を目指したのか、ということを主人公のCyrusが語るシーンがある。外科医の仕事は何をするべきかはっきりしていて、結果も明らかだけど、心理学者の仕事は正解や進むべき道が簡単に分からないことが良い、というような説明されていた。
ちょっとあきれた。医者の仕事をナメすぎじゃない?と思った。
医者の仕事にかかわらず、ほかの多くの仕事でも、問題が起こったとき正しい方角なんか分からないことの方が多いと思うけどな。むしろ心理学でやっていることって学者の自己満足に・・・いや、まあ、それはいいか。
でも、古い巨大な屋敷に一人暮らしをしている、とか、体中に鳥のタトゥーとか、そういうディテールはめちゃくちゃ好みだった。
いいね、私も体に触りたいと思うだろうな、などと想像力を刺激されながら読んだ。
推理小説を読むとき、犯人とかぜーんぜん考えないで読むたちなので(正直、犯人にはそれほど興味ないというか、誰でもどうでもいい、って感じ)、いつも最後の犯人が分かるシーンでは、へー、あ、そうなの、ふーん、くらいの感じで読むのだが、この本に限っては最初の方で誰が犯人か分かったので(その裏事情までだいたい分かった)、こんなに何も考えずに読んでいる人間にも犯人が最初からバレてるって、推理小説としてどうなのよ、ってあきれた。
ところで、ペーパーバックは、本の最後に、同じ作者の次の本のさわり(1章ぶんくらい?)がついていて、次の本も買ってね!的に終わることが多い。図書館で借りている私は、そのおまけ部分は読まずにさっさと返しちゃうことが多いのだけど、今回はこの本の続編の『When She Was Good』の最初の1章がついていて、1ページ目に何気なくさらっと目を通したら、霧の湖畔にボートを漕ぎ寄せる燃えるような赤毛の女性の描写がけっこう印象的で、おまけ全部、つい読んでしまった。
珍しく続きが気になる。本編を読み終わったときは、続編はもういいかな、なんて思っていたけど、まんまと次の本も読んでしまいそうだ。
このおまけの部分で、主人公の心理学者、Cyrusが「料理接触恐怖症」だということが明かされていて、そんな恐怖症は初めて聞いたので、興味深かった。
英語でBrumotactillophobiaって言うんですって!(5歳児かよ、と突っ込まれて、Cyrusが恥ずかしそうに病名も説明する)
仕切りのない一つのお皿に違う食べ物が乗っていると、その接触部分が混じっちゃうのが嫌なんだそうです。
なかなか興味深い。私はくっついてても全然気にはならないけど、でも、くっつかない方が嬉しいな、とは思った。
世の中にはいろんな人がいますね。きっと生きづらいだろうなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
Audible。 ナレーターはJoe Jameson。
洋書ファンクラブで推されていたし、同じ著者の前作The Secrets She Keepsも面白かったので読みました。セールで購入済みだったし
知人から依頼された心理学者のCyrus Havenが、問題を起こした青少年の施設に入居しているEvieに会いに行くところから物語は始まります。Evieは数年前におそらく誘拐されて一人で隠れているところを保護されたが、名乗り出る家族もなく、本人も本名を含め何も語らないので真相は闇の中。Cyrus自身悲劇的な事件で子供のころ家族を失っており、周囲から見れば「問題行動」を起こすEvieに寄り添おうとする。一方地域でフィギュアスケートの花形として期待される少女Jodieが他殺体で発見され、警察の依頼でCyrusはその事件にもかかわることになるが…。
一見bad girlのEvieとgood girlのJodie、という題名だと思うのだけど、どちらの少女も別に天使でも悪魔でもなくて、単なる逆張りになっていないのがよかったし、Cyrusに心を開いていくEvieが「これって恋なのかな?チューとかしたほうがいいのかな?」と思ってしまったときに、Cyrusがきっぱり違うでしょと言ってEvieもはっとしてほっとする描写もよかった。Evieに必要なのは信頼できる大人であって年上の恋人じゃないし、大人の男性が10代の女子をそういう風に(恋愛や性欲じゃなく)大切に思うことって可能だと男性作家が描いているのはうれしかった。
同じく最近読み始めたD.D.Warrenシリーズと、米英の違いはあってもちょっと方向性が被るというか、若い女性の失踪、誘拐殺人、生き残った者の罪悪感、家族の秘密、などある意味ミステリーの人気ファクターがどちらも使われているのが、ちょっと気にはなりましたが、まあでも面白かったです。
まだまだ大きな謎が残っていそうなので、続きも読みます。★3.8くらい。 -
物凄く劇的な境遇の主人公達なんだけど、なんか極端にいい人だったり悪い人だったりしなくて、ティーンの子たちの大人っぽい部分とまだまだ不安定な子どもな部分の揺れ具合が逆にリアルで生身の人間ぽくて良かった。謎としては明かされていないものがいっぱいあるから続編も読みたい。
MichaelRobothamの作品
