The Shadow of the Wind

著者 :
制作 : Lucia Graves 
  • Phoenix
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本棚登録 : 13
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・洋書 (506ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780752859545

感想・レビュー・書評

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  • 【あらすじ】
    1945年、バルセロナ――終戦後、ひっそりと自らの傷を癒していた世界的大都市。少年Danielは11回目の誕生日に目覚め、自分がもう母親の顔を思い出せなくなっていることに気づく。古書売買人で男やもめのDanielの父は、一人息子を慰めるため、彼を「忘れられた本の墓地」へ連れていく。そこはバルセロナの稀覯(きこう)本売買人組合が管理する図書館だった。そこには、すでに世の中から忘れ去られ、いつかまた誰かが興味を持ってくれるのを待っている本ばかりが置かれていた。父はDanielを説きつけて、らせんの迷路のような書棚の列から1冊を選ばせる。それはDanielにとって特別の意味を持つことになる1冊だった。Danielは自分が選んだJulián Carax作 "The Shadow of the Wind"に魅了され、この作者のほかの作品を探し始める。しかし、驚いたことに、それらはすべて、故意に処分されていた。事実、Danielが手にしている本が、この作者の残された最後の1冊であるようだった。彼の無邪気な探究心から作家の過去を探っていくうちに、作家のおいたちや、彼が死んだとされる直前の空白の時間などが浮き彫りになっていくが、それと同時に"The Shadow of the Wind"に登場する悪魔、Laín Coubertという名を名乗り、その本を狙う男がDanielの目の前に姿を現すようになる。その男はDanielに、Julián Caraxの過去を探るのはよせと脅すのだった。果たしてLaín Coubertとは何者なのか。そしてJulián Caraxの作品が故意に姿を消したのはなぜなのか。Danielが成長するにつれて様々な人物と関わっていくうちにあらゆることが明るみになり、やがて作家Julián Caraxと彼を取り巻く人間関係にまつわる過去も紐解かれていく…。

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    大抵、500pagesを越える大作は、出だしがつまんなくて面白くなるのに時間が掛かるってことが多いんだけど、この本はのっけからグっと本に引き込まれました。まず、「忘れられた本の墓地」の存在。こんな場所が実際にあったらワクワクしまくりでしょう!!こんな、本好きな人にとってサンクチュアリ的な場所があったなら…と、そこでもうこの本のとりこです。そして、Danielが見付けた"The Shadow of the Wind"を狙うLaín Coubertのミステリアスで不気味な存在。一体コイツは何者なのか。なんでJulián Caraxの本は、「忘れられた本の墓地」に保管されていた1冊を除いて、全て姿を消したのか。全体としては、シトシトと常に雨が降って薄暗いバルセロナの街…というイメージの物語。でも個々の登場人物も魅力的で、どう物語が展開するのかが気になって、実は悲しい話だし長かったけど、最初から最後までずっと飽きることなく楽しめた本でした。

    これは是非、みんなに勧めたい。読んで欲しい!!
    久々に、「これは!」と思った本。Amazon.comでも高評価なことに納得、です。

  • An AMAZING book. A great read. A bit of mystery, a bit of life, and a bit of culture.

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