The Fantod Pack by Edward Gorey

  • Pomegranate Communications Inc,US
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (20ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780764942242

感想・レビュー・書評

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  • 絵本作家エドワード・ゴーリーのオリジナル・タロットカードです。
    日本語版はありませんが、カードの絵柄を楽しむぶんには英語版でも充分かと思います。

    箱の説明によれば、1995年に数量限定で発表されたカードデッキの復刻版とのこと。一般的なタロットカードとは異なる、ゴーリーならではの不吉でユーモラスなモチーフがデザインされた20枚のカードと、解説のブックレットがセットになっています。以下、ブックレットから概要を抜粋します。

    「このカードは著名な元霊媒師マダム・グロエダ・ウィアード女史の監修により復刻された、自身を取り巻く様々な『恐ろしいこと』を占うための、非常に古い起源を持つものである」…と、ゴーリーは語っています。
    (ちなみにこのマダム・グロエダ女史、降霊術の最中に霊障で指を2本失って引退したという、なかなかすごい経歴の持ち主です。)

    このタロット占いは、できるだけ家具の少ない部屋で行います。
    目を閉じた状態でデッキすべてのカードを投げてばら撒き、目を閉じたままでそこから5枚を拾います。
    それから目を開けて、5枚のカードをすべて表向きに並べます。1枚目を中央に置き、2枚目はその上、続いて1枚目を取り巻くように左、右、下に置いて、十字架の形にします。

    中央のカードは、あなたが置かれている基本的な状況を表します。
    上のカードは、あなたの今後に影響を与え続ける、過去の何かです。
    左はあなたの内面、 右は外的世界を表しています。
    下のカードは、近い将来に起こりうる物事を象徴します。

    それぞれのカードが象徴する意味はキーワードの羅列として掲載されていますので、それを見ながら自分で解釈していく形になっています。どれもごく短いワードなので、機械翻訳でも意味は大体わかると思います…揃いも揃って悪いことしか書いていませんが。

    もちろん、ゴーリーファンの方には言うまでもないことですが、このカードデッキ全体が彼一流の皮肉、あるいはブラックユーモアです。実際に占ってみて酷い結果が出たとしても(まぁ必ず出るんですが)、気にしたりせず笑い飛ばすのがこのカードの楽しみ方だと思います。

  • 日本語にすれば不安包みか?ゴーリーの絵がタロットカード風になっている。カードの意味を説明する簡単な冊子もついている。もちろん、英語だけど。

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