The Family of Man

  • Museum of Modern Art (2002年7月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9780870703416

The Family of Manの感想・レビュー・書評

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  • 長倉洋海氏の著書で紹介されていたまえがきが気になって、手にとりました。半世紀以上前に開催された写真展の、写真集。
    タイトル通り、全世界の写真家から集められた、人間の肖像を集めたものです。
    喜び、悲しみ、怒り、無関心。歌、踊り、沈黙、思考、労働。衣、食、住。誕生する命、成長する命、老いる命。共に、孤独に、待ちながら、去りながら。今日、明日、あさってと。顔が、背中が、手が語ります。

    所謂「報道写真」とは違うので、「世界の現状を映す」類の展示ではなくて、
    他人の至極私的な表情を通じて、「このひとたちは生きていた」と、そして「いま私の思っていることを世界のどこかで誰かが感じていて、彼らの感じていることを私も感じているのかもしれない」と思わせる、不思議な展示です。

    はっきりとした人間中心主義。
    そのことについて賛否両論ありそうですが、私は好ましく感じました。一つのテーマなわけだし、自然を排除しているわけでもないし、人間を美化するような作りこんだものも少なく感じたし。
    美しく素晴らしく撮ろうというより、ありのままを撮ろうという意志を感じます。写真家と被写体の間で人間「讃歌」が成されているのであれば、そこに嫌味は感じない。
    というか、背景がまったく違うのに同じ感情を抱する写真間を、何枚も何枚も見続けていると、人間ってものがちゃんと、他の動物と同じような「動物」に見えてくる。
    どんな形であっても繋がらなければ次が生まれない、これほど多様性がある、四肢ある一つの種としての生物。
    その意味では、人間中心主義とはいえないんじゃないかと。


    情報技術が進んだ今、クリック一つで一瞬にして、一つのテーマに基づく写真は集められる。
    一億総カメラマン、一億総編集者時代、こういう素敵な展示が、もっと増えるといいです。いくつの編集物が、50年後も人々の感情を揺さぶりえるんだろうか。

  • @ vogue japan june
    selected by 幅允孝

  • 人類皆兄弟、という感じの邦題になるのかなと思われる1955年にMuseum of Modern Artから刊行された写真集。当時に開催された写真展で展示された503枚の写真から構成されている。見開き2ページに、関連を持った数枚の写真を並べる、という方法を採用している。個人的には1ページにつき1枚の写真を掲載して、その写真をじっくり鑑賞する方が好きなのだけど、編集者の意図はよく伝わってくる気がした。ただ、この時代背景や写真展のテーマに所以するのだと思うけど、あまりに人間中心というか、人間が人間を好きだという、人間讃歌に満ち満ちた写真がこれでもかと並べてあり(もちろん戦争であったり貧困や社会の暗部を描いた写真もあるが)、いささか食傷気味になる。そしてこれだけの数の、人間っていいよね、的な場面を見せられると、「この本を見ている読者は”当然”感動するよね!!」的な押しつけがましさを感じて嫌になる。個人的な感想は置いておいても、テーマが広すぎて、まとめるのが大変だったろうな、と思う。

  • 大大大大スキな写真集です。
    かけがえのないものがたくさん詰まっています。

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