Alexander Mcqueen: Genius of a Generation

著者 :
  • A & C Black
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本棚登録 : 31
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・洋書 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9781408130766

感想・レビュー・書評

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  • 不世出の天才、アレキサンダー・マックイーンのシグネチャブランドを振り返る一冊。
    1995年から、死後発表された2010年秋冬までの作品が掲載されているが、やはり、"すごい"。

    「アバンギャルド」なんて言うと、ジャンポール・ゴルチエやジョン・ガリアーノ、最近のデザイナーだと、ミュグレーのニコラ・フォルミケッティなんかが当てはまるだろうけど、マックイーンもその代表格のデザイナーだった。ただ、マックイーンを僕が殊更評価するのは、彼がきちんとサヴィル・ロウでテーラリングを学び、セントマーティンズの修士課程を修了するという、ファッションの伝統と歴史を理解し、そこに忠実であったからだ。そこを踏まえたうえで、どういった自分の色付けをしていくか、その挑戦に惹かれたからにすぎない。一度でも、彼がデザインしたテーラードスーツに身を包んだ方ならば、ジャケットに袖を通した瞬間にその仕立ての良さを感じ、凛としたクラシックな佇まいにさぞ感嘆されたことだろう。どうしても、ショーの作品や演出、日頃の言動などからエキセントリックなイメージで見られがちであったが、アレキサンダー・マックイーンのデザインは、間違いなく、クラシック(古典)をベースとしたものであった。

    個人的には、メンズのデザインが2006年春夏のものしかなかったのと、各年ごとの紹介デザインが少なく、分量に物足りなさを感じたのが残念だったが、希代の天才デザイナーの足跡を懐かしさとともに振り返ることができ、なかなかに有意義な一冊であった。
    そして、改めて思う...

    貴重な才能を失ってしまった、のだと......。

    R.I.P. Lee Alexander McQueen.

  • 見たい服が載っていなかった。モデルが着用している写真を楽しむにはいいかもしれない。

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