The LEGO Technic Idea Book: Simple Machines

著者 : YoshihitoIsogawa

• No Starch Press (2010年10月25日発売)

感想・レビュー・書評

[quazismさんの感想 · 2019年9月23日]

レゴテクニックシリーズの部品を使用することにより、様々なメカニカルな動きをつくるヒントが掲載されている本。
洋書の扱いではあるが、レゴの取説がイラストだけで組み立てられるのと同様、この本も複数のアングルによる写真にて、子供でもわかるようになっている。
簡単な機構から複雑な機構まであるので、ものによっては小学校３、４年以上でないと難しいものもある。その場合は大人がフォローしながら作れば問題はない。

なんといっても、歯車やクランクを使ってメカニカルな機構が自然に身に着くのがよい。レゴが単なるおもちゃではなく、創造性を育む良い教材であり、またアート面でも無限の可能性を秘めていると言える。

大量にレゴを買い与えたはよいが、作り終わったら飽きてしまって、部品がたくさん余っていてもったいないなー、と考えている家庭にはお奨めできる本。
ただ、掲載されている部品にはかなり特殊な部品も含まれていたりするので、そこは頭を使って代替えのものを考え出す、というのも面白い使い方である。

[おさる家さんの感想 · 2012年2月14日]

昭和に生まれた私は、基本ブロックで「おうち」とかほのぼの系しか作れません。
歯車や穴の開いたテクニックパーツ、モーターって、一体どうやって使えばいいのよ？？
・・・という、想像力と技術力がない親が、テクニックパーツを使い始めた子供に与えてピッタリな本。
テキストがなく、絵で見るのでシンプル。なのに情報満載。

著者のホームページから、PDFファイルでダウンロードすると、細かい部分が拡大できるので、よいですね。