Poor Economics: A Radical Rethinking of the Way to Fight Global Poverty
- PublicAffairs (2012年3月27日発売)
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- Amazon.co.jp ・洋書 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9781610390934
感想・レビュー・書評
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分量として読みやすそうだったので購入。開発経済学の『Factfulness』といったところ。ただ『Factfulness』と違うのは、単なるデータだけでなく調査の中で集められた様々なエピソードだ。エピソードとデータを紐解くことで、貧困の本質が見える。その本質は『知らないこと』だ。貧困層は正しい情報を手に入れにくく、たとえ入れたとしても今まで培った思い込みを捨て去れない。そして政府もそれを知ってか知らずか、杜撰な医療や教育の体制を敷いている。程度は差はあれど、『知らないこと』を放置することは、自分を貧困に押しやる大きな要因になる。面倒臭がらずに、論理的に納得出来るまで疑問に思ったことは調べる。これを習慣化することで、随分と自分の視野はクリアになるのかと推測している。
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貧困層を対象とした政策の効果が大きくない理由として、貧困層の実情や貧困層が実際に考えていることに注目。多数の途上国でのフィールド調査を実施。経済・政治のINSTITUTIONを変えずともできることがあると説く。