The Culture Map: Breaking Through the Invisible Boundaries of Global Business

  • PublicAffairs (2016年1月5日発売)
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Amazon.co.jp ・洋書 (288ページ) / ISBN・EAN: 9781610392761

感想・レビュー・書評

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  • 8つのスケールをもとに文化の違いについて述べている
    本書の中で著者が何度も念押ししているようにこれをステレオタイプ的な見方として活用するのではなく、そこに文化的背景の違いに伴う相対的な認識のズレがありうるということ、地理的な距離が文化的な近さに必ずしも一致しないこと、ある側面におけるイメージが他のスケールでも当てはまるわけではないということを述べている。
    この本では国際的な観点での文化の違いについて述べているが、同じ文化圏に属していたとしても価値基準が正規分布のように散らばっているという本書の指摘に根ざすと単一文化圏のチームであっても認識があっているのかについて話し合ってみると発見があるかもしれない。

  • Brilliant guide to navigate through cultural differences in business content with the following 8 perspectives.

    1. communicating
    2. Evaluating
    3. Persuading
    4. Leading
    5. Deciding
    6. Trusting
    7. Disagreeing
    8. Scheduling

  • As an international kid growing up, I made lots of observations of different cultures, and how people act/react differently to the same things. This book explained how such behaviours are culturally oriented, and cleared up many of the phenomenons that I had observed in the past, which I had personally thought were just stereotypes that I had placed on them myself. It was such a broad topic, yet so relatable in so many ways.

  • Full of interesting and insightful examples of cultural differences in the business context

  • 誤解×誤解=理解

    昨年初めてワシントンD.C.を訪れた。その際恩師に紹介いただき、世界銀行の方にワシントンの本社でお会いすることができた。全てのお話が興味深く、大きな刺激をいただいた。最も勉強になったのは、多国籍の人達のマネジメントの仕方であった。お会いした方はプロジェクトのリーダーをされており、色々な国々の方との付き合い方の難しさ、奥深さを語ってくれた。その方にお勧めしていただいた一冊の本がErin Meyer氏のThe Culture Mapである。

    この本の要諦は、文化的なバックグランドに応じて人との接し方、マネジメントの仕方を変えて行かねばならないということ。内容が素晴らしかったので、マイヤー氏本人を世界銀行に招待してワークショップを開かれたとのことであった。

    帰国後、東京の丸善で早速本を購入。ビジネス書のセクションに平積みされており、ベストセラーになっていた。自宅に帰ってから読み始めたが、これが面白い!英語も平易で読みやすく、一気呵成に読み終えた。

    著者はアメリカ人でフランスの有名なビジネススクールINSEADで教鞭を取る。一番印象に残ったのは、アメリカ人の上司によるフランス人の部下のマネジメントの例である。この本によると、アメリカでは、本当に重要なことは、最後の方でさらっと述べるというのである。例えばそれがその人に直して欲しいマイナスの点であるならば、より一層気を遣って、オブラートに包んで最後に言わなければならない。フランスでは大事なことは最初に述べる。この本では、異文化の差異による誤解の逸話として、フランス人の部下がアメリカ人の上司に褒めちぎられ、当然自分は素晴らしい業績を上げていると思っていたが、実際は違ったという話が登場する。しかし、アメリカ人の上司に言わせればまだ本題にさえ入っていなかったのである。

    この本を読了して思い出したのは、個人的な苦い体験である。仕事柄アメリカ人の同僚も多くいる。前職では、多国籍の人達のマネジメントにも携わっていたことがある。一度、アメリカ人の同僚がミスをしたことがあった。その際、私はアメリカというのは直接的なものの言い方を好むのだろうという憶測に基づいて、マネジメントとして、彼の間違いをメールでストレートに指摘した。婉曲的で、遠回しな表現一切なしである。その後その当人から直接謝罪はあったが、個人的に話があるという。そこで付いていってみると、彼は神妙な面持ちでこう言う。「僕がしたことは間違いなく悪いことだ。ただ、あのような直接的な非難は今までの人生で受けたことがない。ショックだった。アメリカでは決してああいうものの言い方はしない」。その時の体験は今でも鮮明に覚えているが、この本を読んで、すとんと納得がいった気がした。

    その後、気の置けないアメリカ人の同僚にこのことを話すと、アメリカ人は本当におだてられたり、褒められたりすることに慣れているという。そういえば、アメリカに行った時、ツアーに参加すると、ツアーガイドは、質問をした人に対して、That’s a good question! とオーバーリアクション気味に褒めちぎっていたことを思い出した。質問の中身ではなく、質問したこと自体が誉められるべきことなのだろう。

    一方、フランスの一般的なテストの採点方法は100点満点ではなく、20点満点である。パスするためには半分の10点さえ取れれば良い。14点(100点であれば70点)を取ればもう万々歳である。そもそもデフォルトの状態で、自らに厳しいので、早く悪いところを教えて欲しいという思いもうなづける。イギリスに留学していた時に、何人かのイタリア人の友人がイギリスの採点基準が厳しすぎると文句を言っていたことを思い出す。イタリアは自国では非常に甘い採点基準になっているらしい。

    十把一絡げにフランス人は〜だ、アメリカ人とは〜だと一般化するのはもちろん間違っている。ただ、メイヤー氏が述べるように、国毎に価値観が違うのだという前提に立って物事を進めていくことが肝要だというのはまさに同感である。

    ドイツの銀行で長年要職に就かれている方に、多国籍の人達と仕事をしていく上で気をつけていることをお聞きしたことがある。その答えは秀逸であった。「相手と私の常識が違うという前提に立ち、背景や質問を丁寧にする。これに尽きる」と。人間は、相手と自分の常識が同じであるという前提に立って話をしてしまいがちだ。そして自分の価値観で全く違う価値観で生きている人を非難してしまう。自分自身様々な苦い体験を積み重ねた結果、上記のアドバイスの重要さは身に染みて理解しているつもりだ。これからもこのアドバイスを自分の金科玉条にしたい。

    人間同士のやり取りであれば誤解は必ずある。それは母国語ですら言えることは妻とのやり取りで日々嫌というほど感じている。外国語であれば、違う文化圏で育ったものの対話であれば、尚更だ。ただ、誤解は必ずしもマイナスなものではない。時として大きなマイナスはもう一つのマイナスとかけ合わさって、とてつもなく大きなプラスとなるのだと思う。異文化理解には常に誤解が付き纏う。が、それは理解へ辿り着くための大きな一歩なのだろう。

    「理解というものは、つねに誤解の総体に過ぎない」(村上春樹『スプートニクの恋人』)

  • それぞれの国によった考え方があるのは当然だが、最終的には個人の差と考えるのが一般論だろうか。そこから議論を少し踏み込んで、異なる背景の人々と共同作業を行うにはどうあるべきかを考える本。相手の立場に立ってみれば、自分がいかに不明瞭な指示を出し、自分の価値観ベースの優先順位付けをしているかがわかるはず。 相手と異なる価値観とは?という具体例として、国ごとの習性が現れているものだと思う。

  • コミュニケーションが文脈依存かどうか、ネガティブな評価を直截に伝えるかどうか、説得する際、演繹的か帰納的か、リーダーシップはハイラーキカルか対等主義か、決定はコンセンサスベースか、トップダウンか、信頼は、仕事ベースか関係性か、同意しないときにズバリか、婉曲か、スケジュールは、時間厳守かフレキシブルか、といった物差しを用意し、各文化がどの位置にあるか、を解明し、ダイバーシティ、グローバルの時代にどのように対応するかを論じるもので、非常に面白かったです!

  • なんで洋書ってこんなに高いのだろう。
    4620円。

    英語のレベルとしてはとても読みやすいものでした。凝った表現もなく単語のレベルも標準的。

    自分自身US本社の外資の会社に務めて10年ほど経ちますがなぜこんなに急に新しい仕組みを導入したり変更したりするのだろうと思うことが年に何十回もありその度にそれを各所に納得してもらう作業に時間を割いています。

    USやオーストラリアではそういうスピード感が一般的という文化的価値観があるのでしょう。日本ではこの本にも説明されているとおり、ほぼ対極にあり変化があるたびに戸惑い不満を表出します。

    日本人が丁寧に仕事をすすめる文化は私は尊重し大好きですが、スピード感が足りなさ過ぎると外資の会社にいて思います。

  • カウントなし

  • クロスボーダーのコミュニケーションの中で弊害になるのは往々にして言語の違いによるものでなく、文化的背景の違いによるものである。本書が示すこの回答は一見当たり前のように聞こえるが、実はもっと複雑で、偏見を含んだものであることに気付かされる。ドイツ人と日本人の仕事倫理観が近い、アメリカ人はオープンでストレートなど、これはあくまで一部の側面であり、あくまで日本人から見た側面であったりすることがよく分かる。
    英語も平易な表現で非常に読みやすく、全ビジネスパーソンが読んでおいて損はない(と思う)。

  • 講義の教科書として購入しました。

    今までに購入した教科書の中で(まだ一年しか経ってませんが)最も価値のあるものだと思っています。

  • 当たり前と思っている日本のビジネスの慣習は結構世界的には特異だとわかった
    グローバルな現場で働く時、文化の違いを前提に働くのとそうで無いのとでは感じるストレスが全然違うだろうなと思った

  • 4.5

  • 仕事で海外の人に接する機会がある方は是非読んだ方がいい一冊です。8個のスケールで様々な国の文化をマッピングしていますが、日本は多くのスケールで端に位置していますね。自他の理解を深めて行きたいです。

  • This book made me realize how “Japanese” I am. The author is right about the fact that you might not be aware of cultural differences even if you’ve spent a considerable time abroad. This book mostly focuses on business contexts but I wonder if there’s a book on how cultural differences affect personal relationships like friends or partners.

    Interesting that Japan is almost always at one end of the scale. I never knew Japan had such a unique culture you can’t find anywhere else in the world.

  • 訳書ではなく原書で読んで良かった。知識欲が刺激される内容で最後まで興味深く読めた。
    違いをよく理解していれば違いを楽しむだけでなく、上手く扱うこともできる。国際的に仕事をする人にはマストな本。

  •  本書では,8つのスケールに基づいて,相対的に国ごとの文化を比較している.本書での比較は,どちらが良い悪いといったことを意味したものではなく,単なる差異を表したものであり,著者もそのことを主張している.本書の初めで,個人の出身地によって個性を判断すべきではないため,一見文化の差異を勉強することは意味がなさそうに思えるが,生まれ育った地の文化が感性,認識,行動に与える影響は小さくなく,文化の違いを学ばない理由にはならないと説明し,読者にモチベーションを与えている.8つのスケールごとに具体例として著者の体験が描かれており,コロナ禍で,異文化に触れる機会が少なくなり,異文化交流が減った人にとっては,状況が想像しやすい.また,必要に応じて,図が与えられており,読者の理解を進めてくれる.異文化交流で困難に遭遇した際,直接的に役に立つかは疑問だが,もしかしたら文化の差が影響しているかもしれないと思う余裕は与えてくれると思う.
    (ラーニング・アドバイザー/数学 EGASHIRA)

    ▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://www.tulips.tsukuba.ac.jp/opac/volume/4047586

  • 異文化理解力の原著。
    Good read.

  • なんだかんだその人のcultural backgroundを知るとわかることが多い気がする。それで個人を決めつけるわけではなく、そのbackgroundから自分のいる位置を確認することでより相手への理解が深まる。

  • コミュニケーション表現、対話方法、意思決定や、対象認識の文化的/慣習的な違いを世界主要国や地域別に俯瞰して比較されている点が面白い。全てのトピックは筆者の研究結果をベースとして、筆者や筆者が開催した各国でのセミナーの受講者、同僚などの実体験が面白い。英文の文章表現、単語などは日本の高校教育くらいの英語知識で7割方は理解でき、内容は分かりやすく、文体も読みやすいと感じた。

    タイトル通り、異文化理解のため本としてオススメ。舞台はビジネスではあるが、学生などグローバルチームでのワークなどでも当てはまる内容であり、話法教養本的に楽しめる。 

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