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Amazon.co.jp ・洋書 (224ページ) / ISBN・EAN: 9781788451406
感想・レビュー・書評
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2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞したポール・ナースの著書。分かりやすい英語で、生物学にうとい読者でも無理なく読み進められると思う。改めて生物学を俯瞰するのに最適な書。ところどころ著者の個人的なエピソードが自然な形で語られており、飽きずに読み進めることができる。著者の母親と姉の話などはさらりと書かれているが驚きエピソードであり、特に印象に残った。これらのエピソードも含めて著者に親しみを感じることができる。
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生物学を概観できる、とても良い本。
英語も読みやすい。
生命を理解するために、
細胞、遺伝子、自然淘汰による進化、
化学としての生命、情報としての生命、
というステップをたどる。
DNAの4文字が3つ集まって
20のタンパク質を示すコードになる。
DNAから、一連の化学反応を適切な順でおこして
生命活動が維持される。
これは、まさに情報そのもの。
情報であることから、当然、
その操作や改変に挑戦しよう、という動きが
でてくる。
ホモ・デウスででてくる人類進化の一つの
可能性である、遺伝子操作による進化も
示唆される。
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ノーベル賞を受賞した生物学者Paul Nurseによる生物学入門。
かなり初歩的な内容ではあったけれど、エキスパートが一周回って語る入門書というのには、経験に裏付けられた説得力とすごみがある。
進化の系統樹によってすべての生命が繋がっていることがよく示される。これももはや紋切り型の1つだ。しかし著者が、生命は細胞分裂によってみな連綿と繋がっていると具体的に書くとき、そこにはたいへんな説得力がある。
もう1つハッとさせられたのは、生物学という学問の世界においても、データが溢れかえっているということ。てっきりデータが不足しているから停滞が起きると思いがちだが事態は逆のようだ。データが多すぎてそれを理論化できない、あるいは包括できない。かといってデータがないならないで困るというジレンマ。そのような状態で人間の遺伝子をいじるわけにもいかない。
Covid-19のワクチンに対する考えは、あまりに科学者らしい意見すぎてちょっと鵜呑みにはできなかった。いや、まったくの正論なのだけれど、ひとりひとりの人間が、一回性の生を生きているという事実を無視するような断言がなされていた。
偉大な知性にはつねに揺れ動いていてほしいと期待しているため、ちょっとがっかりした。
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