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- Amazon.co.jp ・洋書 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9781847371287
感想・レビュー・書評
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『CHILD44』の続編。日本では『グラーグ57』。
前作同様、最初から最後まで息をつかせない展開。
1950年代のスターリン後のソ連という骨太な舞台設定を横軸に、
レオと家族の葛藤が縦軸で丁寧に描かれる。
シベリア強制収容所、ハンガリー動乱と
この時代のソ連圏の重要な歴史を知ることができるのも面白い。
読みやすい英文だが、
ドイツ、ロシア、ハンガリー語の固有名詞が入り交じり、
OEDなどの辞書がないと理解が難しいかもしれない。
読み終わったあと、映画三本見たようなどっしり感。
ラストシーンが静かに心に残ります。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
途中までは星4つだったのに、ブダペストにまで話が行ってしまった事により、星3つ。Fraera の目的が良く分からなくなってしまった。
それでも、「どうなるの?どうなるの?」と思わせてくれる小説で面白かったし、ソ連の史実として指導者が変わっての急転換に誰もが追いつけていけない民衆、そして今まで弾圧していた側の人達ですら被害者になったような悲劇が描かれていて興味深かった。
次作で完結との事。楽しみ。
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