Olive Kitteridge

  • Simon & Schuster Ltd (2011年6月9日発売)
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Amazon.co.jp ・洋書 (352ページ) / ISBN・EAN: 9781849831550

感想・レビュー・書評

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  • ピュリッツァー賞という賞の位置付けが正直よく分かりませんけれども、いかにもアメリカっぽい作品という印象。
    確かに心に何かを抱えていて、それが小さく、時々暴発し、さざ波が立つんだけれども、究極暗く湿っていない。
    最近見た「ノマドランド」もそんな感じがしたし、Springsteenの歌詞にも通じる。暗いんだけれども閉じられておらず、少し先に光を感じさせるという。
    文章も平易でなかなかに良いです。

  • アメリカの田舎町に住む中学校の数学教師Olive Kitteridgeを中心とした短編集。13の短編からなる。Oliveとその家族を描いた話が半分、残り半分はOliveの知り合いや元教え子などが中心となっている。Oliveはキツイ性格で、人付き合いもいいとは言えないが、夫のHenryはだれからも好かれるような人柄。読んでいてOliveが好きになるわけではないが、悪い人でもないことがわかる。夫婦のすれ違い、親子の確執、浮気、老い、など、人生の一片を印象的な切り口と文章で読ませる。ピューリッツァー賞受賞作。

  • My Name is Lucy Barton が大絶賛というわけでもないものの作家が気になり、もう少し読んでみたいと思って評判の良いこの作品を購入。

    読後だいぶ時間が経ってしまったので、直後の印象が薄れてしまったが・・、期待したほどでもなかったかな。独特のどんよりした、幸薄い空気感はあり世界には入れる。読んで行くうちに、今や老人となったOliveの周囲?コミュニティー?の人達にまつわる短編で繋がっている本だと分かる。

    しかし、人生ってうまくいかないものなのね・・とため息をつきたくなる内容ばかり。Oliveの気持ちの持ち方が悪いじゃないの?と思ったりもするが、彼女もいい所はあるのでそう簡単に集約できる内容でもなく考えさせられる。最後はOliveの孤独、喪失感が伝わってきて自分もいつかはこうなるかもしれない・・と思いつらくなる。

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