Algernon, Charlie and I: A Writer's Journey : Plus the Complete Original Short Novelette Version of "Flowers for Algernon"

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  • Amazon.co.jp ・洋書 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9781929519002

感想・レビュー・書評

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  • 野口悠紀雄氏が愛読書とわざわざ書いてある本ならば是非と思い探していたが、長野の古本屋さん(米国の高校図書館からの払下げ品)から入手。Novelette(短編小説)版。

    長編版よりも、より「主人公の日記」である事がはっきりしている。

    長編版は登場人物達が映像としてそこに居るかの様な表現が多く出てくる。

    簡単な単語が多く表現も単純な表現で読みやすい。主人公がイディオムを覚えたが故に苦悩が始まった所とか、知識のピーク時の文がある意味学術書の様な文体に変わっていくなどの妙は、翻訳では難しいところかもしれない。

    ただ、米原万里氏の本にもあったが、世界の名著と呼ばれている本のほとんどは翻訳で広まっている訳であるから、翻訳である事を蔑む必要はないし、原語表現を超える翻訳というものもあるだろう。原語との比較が出来るのは、読書人としての最高の贅沢と思う。。。。

    邦題「アルジャーノンに花束を」は、最後の文(追追伸)から来ている訳だが、野口悠紀雄氏が指摘する様に、ネズミの墓に花束というのは確かにヘンではある。ただ、日本人的にはお墓にはやはり「花束」だろうし、リズム的にも「花を」では字足らずな感じになってしまう。野口氏は、花束に代わる言葉を準備されているのであろうか?

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