Peter Zumthor 1985-2013: Buildings and Projects

制作 : Thomas Durisch 
  • Scheidegger & Spiess
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・洋書 (800ページ)
  • / ISBN・EAN: 9783858817235

感想・レビュー・書評

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  • 系推薦図書 5系(建築・都市システム学系)
    【配架場所】 図・2F開架 
    【請求記号】 520.87||ZU||1~5

    【OPACへのリンク】
     https://opac.lib.tut.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=167514

  • 読みたくてうずうずしていたピーター・ズントーの作品集が手元に!!グレーがかった布張りの装丁を手に取った時の嬉しさと言ったら…わがままを聞いて賞金を注ぎ込んでくれたコンペ仲間に感謝です。大判の書籍ならではの余白を生かしたレイアウトが、建築の空間感や素材感を伝えてくれる。1980年代末の手書きの図面やコンセプトスケッチは、細部まで精緻に考え抜かれた質感豊かなものだ。一方で2010年代にかけての老練な建築家の挑戦の軌跡には、自身の想像力の限界を拡張しようとするあくなき欲求と模索の日々がうかがい知れる。ズントーの建築を単なるディティールやローカリズムで語るのでは舌足らずだろう。重要なのは、彼が現代建築を突き詰めて、それを独自の空間的詩学にまで昇華させている点にある。彼の手掛けた建築物は皆、全体を束ねるコンセプチュアルなプランから、各空間要素・材料の接合、建具のつりさげ方に至るまで、一体その建築において何を感覚させ、体験させたいのかという点がしっかりと見える空間になっている。妥協のない建築をつくるということがどれほど多くの肉体的・精神的闘いのもとで成し遂げられるかは…実際に建築を学んでみなければわからない。誤解を恐れずに言えば、設計において大切なのは、ありのままの自分の感覚を受け入れることなのではないかと最近思う。最終的に、自分がもっとも純粋に感動できる空間を、機能とか地域性とかいう言葉に押し負けずに造りだしていくこと…それをおじいちゃんになるまでやり続ければ、50、60歳になったやっとその時、人々に真の意味で役立つ素晴らしい建築を造れるだろう。若い時にへんに人目を気にして、周りから良く言われるものをつくろうなどと思っていては、建築の仕事それ自体、きっと長くは続かないに違いないのだ。

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