Thomas Ruff: Ausst.Kat. The National Museum of Modern Art, Tokyo 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa The Yomiuri Shimbun
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Amazon.co.jp ・洋書 / ISBN・EAN: 9783960981718
感想・レビュー・書評
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ドイツの写真家トーマス・ルフの2016年の展覧会(東京国立近代美術館、金沢21世紀美術館)の図録。
トーマスルフのバラエティに富んだ写真表現を時代を通して振り返れる。
この展覧会は訪れて、自分の目で確かめるべきだった。
トーマスルフの写真表現、それは単純なものではない。
・初期の友達のポートレイトをとても大きく、2mに引き延ばすこと。
・今は使われていない犯罪者の指名手配写真を作るための顔写真の合成装置による奇妙な顔つきの写真
・自分の撮ったものではなく、インターネットに落ちている写真を圧縮など加工して自分の作品として提示すること。
・新聞記事の切り抜きを記事を抜いて提示する。その荒れた粒度の写真は元のテキストから離れ揺れる。
・湾岸戦争での暗視カメラでの映像をイメージする写真。夜の街の恐怖。
などなど、
写真自体が真実を映したものでありつつ、どんな風にも受取れてしまう危うさをもっていることを常に警告しているように見える。
自分の目の前に違和感のあるオブジェが圧倒的な存在感をもって提示される。
そしてそれは良く見れば、自分が普段なんてことなく観ているイメージの断片であったりする。
写真をきちんと意識をもって観ているのか。
世の中を自分の眼でみているのか。
と問いかけられているような。詳細をみるコメント0件をすべて表示
