アンパンマンの遺書

  • 岩波書店 (1995年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784000000642

感想・レビュー・書評

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  • 今は亡きやなせたかし氏の生前の遺書。亡くなった後だから余計に泣けてしまう。冒頭部からかなり感情移入をしてしまう。この本は亡き夫人に捧げた本だろう。夫人への愛情をひしひしと感じる。大器晩成のやなせたかし氏の意外な人生を知ってもらいたい。(図書館)

  • 素晴らしい人生だわ…

  • やなせさんが生きてきた中で関わった仕事はとても多く、種類も様々であったことがわかった

    だからこそ、自分は何がやりたかったのか、ずっとわからなかったという

    でも、その多岐に渡る経験は、アンパンマン誕生にとても影響を与えていて、今尚人気が残っているのだと思った

    アンパンマンに込めた、やなせさんなりの正義が理解できた

    小さい頃読んだ紙芝居や、中学生時代に見ていたアニメのアンパンマン
    やなせさんの込めた思いなどは知らなかったけど、楽しかったことを覚えている

    今後は、やなせさんが込めた思いを意識しながら見てみたい

    また、タイトルに"遺書"という言葉を入れたのは、関わった人々がだんだん亡くなっていき、悲しかったからだと思う

    とても謙虚で、自分はB級だ、というように書かれているが、才能溢れる方だったからこそ、様々な仕事を依頼されたのだと思う

    サンリオの前身の会社との関わりや、手塚治虫とのお仕事など、魅力的なお仕事をたくさんしていた

    相互に影響を与えていた、手塚治虫や大友克洋などの作品も見てみたくなった

    やなせさんの作詞も、正義とは何か、考えられていて、いま私たちが考えるのもいいと思った

    2013.12.15

  • やなせたかしさん自身による自伝のようなもの。
    どのようにしてアンパンマンが生まれたのか。

    戦争を経験し、長い下積み時代を過ごし、やなせさんの人柄のせいか、たくさんの不思議なご縁で色んな仕事をすることが出来た。
    本の中で何度もご自身で「なぜ?」と問いていたけど、それはやっぱり人柄としか言いようがないと思う。

    決して順風満帆な人生ではなかったけど、素晴らしい人生だったと思います。
    でも来世では、もう少し奥さんのことを気にかけて欲しいですね。
    それは本人が一番分かってることだと思いますが…。
    アンパンマンは子供にとっても、大人にとってもヒーローです‼︎

  • 2013年10月13日に亡くなられた誰もが知ってるヒーロー「アンパンマン」の生みの親 やなせたかしさんが奥様が亡くなられたのを機におよそ20年ほど前に書かれた生前の遺書

    やなせさんが鬼籍の人になられて丁度1年経った今この本を手にしたのも何かの縁かな?

    アンパンマンは自分と同じ年代生まれで、ヒーローなんだけど「カッコイイ」だけじゃなく人間臭くて「何のために生まれて何のために生きる」そんな誰もが持つ疑問にもそっと寄り添ってくれる

    やなせさんの生い立ちから戦争体験 就職してから奥様との出会い 奇跡の積み重ねのような出会いの数々
    やっぱり人生って「縁」だよね
    出会うべく人には最高のタイミングで出会うべくして出会う物
    「大器晩成」「とりあえずなんでもやってみる」
    遅咲きでもいいじゃないか
    生きてる限り 未来から見れば今日が一番若い日

    子供がいなかったやなせさん夫婦にとって「アンパンマン」は子供のような存在
    アンパンマンだけでなくやなせさんこそが「BE HERO」だな

  • 1994年11月発行 アンパンマンはぼくの子どもであり、ぼく自身でもある 子供の時は自然の中で遊んでいた方がいい。基礎体力をつけた方がいい ルネ・クレール「巴里祭」 日本には年号がある。明治、大正、昭和と変わっていく。不思議なことに年号が変わると、時代が変わる

  • <閲覧スタッフより>
    2013年10月に亡くなった「アンパンマン」の生みの親であるやなせたかしさん。激動の時代を生きたやなせたかしさんの人生、そして人生の結末とは…。アンパンマンのテーマソングにもある「なんのために生まれてなにをして生きるのか」と自分に問いかけたとき、答えることのできる生き方をしなければならないと考えさせられる一冊です。
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    所在記号:726.1||ヤタ
    資料番号:10129392
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  • 器用貧乏なオッサンが歳を取ってから売れる悲劇。やなせたかしが好きになったよ、俺。

  • タイトルでなんとなく借りた本だったけど、すごく面白かった。
    「詩とメルヘン」は中学の図書館に置いてあって、たまに読んでいたけど、
    サンリオとやなせさんによって創刊されていたことをこの本を読んで知った。
    そのときなんとなく感じていた怖さは、
    やなせさんの強い思いに怯んでいたのかなぁ。
    童話作家というわけではなく、いろんな仕事を行ってきたことも初めて知った。
    あんぱんまんのアニメは、自分が生まれる1年前に放映が始まったとか、自分はあんぱんまん世代なんだな。
    OPにもEDにも歌詞に自分の名前入ってるし。

    「なんのために生まれて、なんのために生きるのか
    答えられないまま終わる、そんなのはいやだ」
    自分を見つめ直すのにも聞きたい曲だなと改めて感じました。

    絶対的な正義なんてなくて、あるとしたら、
    他人への優しさなのかもしれないと考える。

  • (メモ:高等部2年のときに読了。)

  • 子供の好きなアンパンマン。
    その作者について私は本当に無知だったので
    この本を読んで何度驚いたことか。
    てのひらを太陽に。この歌の作詞はやなせたかしであった。
    手塚治虫の映画「千夜一夜物語」のキャラクターデザインを手がけた人。それはやなせたかしであった。
    三越の包装にレタリングされている文字。あれを書いたのはやなせたかしであった。

    みんな知ってた?

  • タイトルで分かる通り、アンパンマンで有名なやなせさんの自伝本。<br>やなせさんは、乱歩みたいな感じで好きっす。いや別に作風が似てるとかって意味じゃなく、二人とも子供向けじゃ〜ん?と素通りしてて、随分年食ってから初めて手に取ったらおっとビックリかなりめに趣味にぴったしフィットな人でした。<br>で、これはやなせさん可愛らしいアンパンマン表紙で、「いやー若い頃はちょっとしたことで勃起しまくって困ったねー」とか書いててちょっと意外☆<br>あと、これによるとやなせさんは往年の少女マンガヒロイン王道パターンなことがたびたび起こってたらしいよ?「ええ?私のようなおっちょこちょいのみそっかすに何故全校生徒憧れのまと、生徒会長であるあなたが愛の告白を・・・!?」的仕事のオファーがたびたび押し寄せたらしい。<br>ホンマかいな。実際のやなせさんの当時の名声はどーだったんだろー。<br>まあ、特別ツボなとこがあるわけでもないんですけど、70代にして初めてブレイクしたやなせさんの人生わき道、それ道、面白いです。

  • 誰でも知っている永遠のヒーロー「アンパンマン」。
    作者の「やなせたかし」が自分の半生とアンパンマン誕生を語る。
    彼の人生の終盤戦で生まれたアンパンマン。その原点を伺い知ることのできる一冊。
    本書より・・・”逆転しない正義とは献身と愛だ。それも決して大げさなことではなく、目の前で餓死しそうな人がいるとすれば、その人に一片のパンを与えること。”
    「ボクをお食べよ!」byアンパンマン
    これがアンパンマンの原点です。

  • やなせたかしさんのアンパンマンが誕生するまでの人生が書いてあります。大人のアンパンマンファンは、必読!生きることの大変さに優しさがひかる数々の詩を書いている方は、こんな人だったのですね〜なんでアンパンマンが生まれたかもわかります。

  • まず感想。<br>
    すごく面白かった!読めて良かった。
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    今までやなせたかしさんといえばアンパンマンと「手のひらを太陽に」くらいの知識しかなかったけど、すごくいろいろな活動をされていたことがわかりました。
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    (思わず〜さんをつけてしまうよ!)
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    『アンパンマンの遺書』はやなせたかしさんの遺書でそういう趣旨の内容なのですが、ちっとも退屈しなかった。むしろこれだけでファンになりそう!(←単純)
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    キティとかの今のサンリオが昔は「山梨シルクセンター」って会社だったこととか(山梨を音読みしたらしいよ)知らなかったこともいっぱい知ることができて良かった。
    兵役のこととかね。

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    やなせさんの奥さんが亡くなるあたりは泣きそうになった。。そのころやなせさんは「なんのためにうまれて なにをして生きるのか わからないまま終わる そんなのはイヤだ」という有名なフレーズに励まされていたみたいです。
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    アンパンマンって自分から顔を与えたくせにその子の前で「顔が欠けて力がでない…」とか言うから恩着せがましいんじゃ!!と思ってましたが、作者が語るアンパンマンは格好付けてないのに格好良くて。


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    最近のオススメ本になりそうだ(笑)

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著者プロフィール

1919年生まれ、高知県出身。百貨店宣伝部にグラフィックデザイナーとして勤務の後、漫画家・絵本作家として活動を始める。絵本の作品に『やさしいライオン』『チリンのすず』『あんぱんまん』(フレーベル館)など多数。2013年永眠。

「2022年 『アンパンマンかみしばい③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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