- Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000000642
作品紹介・あらすじ
やさしいヒーローを生んだ、やわらかな生き方。アンパンマンは、人の心の一番やわらかい片隅から飛び立つ。アンチ・スーパーマンを育んだ、しなやかな人生70年。アンパンの顔に隠されたもう一つの戦後漫画史。
感想・レビュー・書評
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今は亡きやなせたかし氏の生前の遺書。亡くなった後だから余計に泣けてしまう。冒頭部からかなり感情移入をしてしまう。この本は亡き夫人に捧げた本だろう。夫人への愛情をひしひしと感じる。大器晩成のやなせたかし氏の意外な人生を知ってもらいたい。(図書館)
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奥様を亡くされた時に書かれた自伝。
アンパンマンの顔が無くなるのは、無名の市井の人こそヒーローで、顔のないアンパンマンの姿こそ描きたかったのだという。 -
やなせたかしさん自身による自伝のようなもの。
どのようにしてアンパンマンが生まれたのか。
戦争を経験し、長い下積み時代を過ごし、やなせさんの人柄のせいか、たくさんの不思議なご縁で色んな仕事をすることが出来た。
本の中で何度もご自身で「なぜ?」と問いていたけど、それはやっぱり人柄としか言いようがないと思う。
決して順風満帆な人生ではなかったけど、素晴らしい人生だったと思います。
でも来世では、もう少し奥さんのことを気にかけて欲しいですね。
それは本人が一番分かってることだと思いますが…。
アンパンマンは子供にとっても、大人にとってもヒーローです‼︎ -
2013年10月13日に亡くなられた誰もが知ってるヒーロー「アンパンマン」の生みの親 やなせたかしさんが奥様が亡くなられたのを機におよそ20年ほど前に書かれた生前の遺書
やなせさんが鬼籍の人になられて丁度1年経った今この本を手にしたのも何かの縁かな?
アンパンマンは自分と同じ年代生まれで、ヒーローなんだけど「カッコイイ」だけじゃなく人間臭くて「何のために生まれて何のために生きる」そんな誰もが持つ疑問にもそっと寄り添ってくれる
やなせさんの生い立ちから戦争体験 就職してから奥様との出会い 奇跡の積み重ねのような出会いの数々
やっぱり人生って「縁」だよね
出会うべく人には最高のタイミングで出会うべくして出会う物
「大器晩成」「とりあえずなんでもやってみる」
遅咲きでもいいじゃないか
生きてる限り 未来から見れば今日が一番若い日
子供がいなかったやなせさん夫婦にとって「アンパンマン」は子供のような存在
アンパンマンだけでなくやなせさんこそが「BE HERO」だな -
<閲覧スタッフより>
2013年10月に亡くなった「アンパンマン」の生みの親であるやなせたかしさん。激動の時代を生きたやなせたかしさんの人生、そして人生の結末とは…。アンパンマンのテーマソングにもある「なんのために生まれてなにをして生きるのか」と自分に問いかけたとき、答えることのできる生き方をしなければならないと考えさせられる一冊です。
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所在記号:726.1||ヤタ
資料番号:10129392
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器用貧乏なオッサンが歳を取ってから売れる悲劇。やなせたかしが好きになったよ、俺。
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(メモ:高等部2年のときに読了。)