命をみつめて

著者 :
  • 岩波書店
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感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000001335

作品紹介・あらすじ

ひとは何のために生きるのか。内科医50年-人生のベテランとして尊敬を集める著者は敬虔な宗教者でもある。本書は、人が生を受けて死を迎えるまでの間に直面するさまざまな問題に、医者そして宗教者としての立場から考察を加える。人生において何が一番大切か-人の生き方、医療のあり方、健康維持に必要な心構えなどをめぐって、ユーモアを交えながら、具体的かつやさしく説きあかした書。

感想・レビュー・書評

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  • 長年医師として命をみつめ続けた作者の深い思想を知ることが出来る。
    医師、医療関係者はみんなこの人のようであって欲しいと思う。

  • 日本で最も尊敬されておられる現存の方のひとりが日野原重明氏です。たまたま乗り合わせた飛行機ハイジャック事件での毅然たる落ち着いた振る舞い、地下鉄サリン事件直後の多くの命を救った聖路加病院長としての陣頭指揮、文化功労賞や文化勲章受章後も、加齢者に自ら生きがいをつかむための諸活動をされておられる氏の著書の一つです。生の意味、病の意味、苦と死の受容など、深く豊かな世界が展開されます。(レビュー者:聖学院大学:阿久戸光晴学長)

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著者プロフィール

1911年山口県生まれ。1937年京都帝国大学医学部卒業。1941年聖路加国際病院内科医となる。学校法人聖路加国際大学名誉理事長、聖路加国際病院名誉院長、一般財団法人ライフ・プランニング・センター理事長などを歴任。予防医学の重要性を指摘し、医学・看護教育の充実、ターミナル・ケア(終末期医療)の普及に尽力。2000年には「新老人の会」を結成。1999年文化功労者。2005年文化勲章受章。2010年には国際コルチャック協会名誉功労賞受賞。2017年7月18日逝去。

「2022年 『2023年版『生きかた上手手帳』』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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