海亀通信

  • 岩波書店 (2001年2月23日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (260ページ) / ISBN・EAN: 9784000001830

感想・レビュー・書評

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  • いま読み返すと、もちろんある程度までは古びてはいるけれどそれでも「文学」の持ちうる力について考えさせる生真面目さと切実さを感じ、思わず襟を正す。その力についてぼくなりに考えるに、それはこの世界のカオス(聖と俗、陰と陽が入り乱れてある無秩序な状況)を実態として受け容れその中でこそ自分なりの秩序を自分で定め(だがもちろん、それは他者をただちに拒絶することを意味しない)、そして生き延びることだろうと思う。そこからニーチェやフォークナー、メルヴィルやドストエフスキーかつ中上健次や深沢七郎に補助線を引く営みへと至る

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著者プロフィール

1944年ハルピン生まれ。鹿児島県立甲南高校校卒業後、アメリカへ渡る。ニューヨークで通算13年暮らし、世界60数カ国を歩いた。
早稲田大学客員教授、大阪芸術大学教授などを歴任。
著書『南風』(文藝賞)、『金色の象』(野間文芸新人賞)、『焼身』(読売文学賞 芸術選奨文部科学大臣賞)、『魔王の愛』(伊藤整文学賞)。ほかに『グリニッジの光りを離れて』、『ぼくは始祖鳥になりたい』『金色の虎』、『永遠の道は曲りくねる』など多数。

「2019年 『南風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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