うたものがたり

著者 :
  • 岩波書店
4.50
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 11
感想 : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000001847

作品紹介・あらすじ

うたの背後にある世界をものがたり、逢えなかった古今の歌人への思いを綴る-。幻想的・抒情的な短歌で、美意識に満ちた表現に独自の境地を開く歌人の最新エッセイ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 冒頭に短歌を一首、それになぞらえた、あるいは解説の小さな物語を結い付けてある読み物。幻想的な歌の読み解きを物語形式でしてくれるので、愚かでカエル頭の無粋な自分にも先導役兼語り部となって導いてくれる作りが心地いい。

全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

1959年、神奈川県生まれ。歌人。早稲田大学大学院文学研究科仏文学専攻修士課程修了。春日井建に師事。歌集に『びあんか』(現代歌人協会賞)『うたうら』『客人』『くわんおん(観音)』(河野愛子賞)『あかるたへ』(山本健吉文学賞・若山牧水賞)『えぴすとれー』(紫式部文学賞)『如何なる花束にも無き花を』(毎日芸術賞)近刊『快樂(けらく)』ほか。エッセイに『桜は本当に美しいのか 欲望が生んだ文化装置』『百人一首 うたものがたり』など。小説に『生き肌断ち』『歌舞伎ゆめがたり』『あくがれ——わが和泉式部』ほか。編著に『大岡信「折々のうた」選 短歌』『女性とジェンダーと短歌』『山中智恵子歌集』など。毎日歌壇選者。

「2023年 『巴里うたものがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

水原紫苑の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×