- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000002073
作品紹介・あらすじ
300年の安定と繁栄を謳歌した江戸時代。このような社会がどうして可能だったのか。そしてそれは日本史上どのような意味をもつのか。近世思想史研究の第一人者が、自閉した近世史像を打ち破り、新しい日本史像へと迫る。
感想・レビュー・書評
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安冨歩の本に紹介されていて読む。
あらゆる学問が専門分化していく中、例外ではない歴史学において、大局的な視点で日本社会の特質を洞察しようとする見事な試み。
中世後期以降(戦国時代の兵農分離以来)日本社会は役=職分の体系であったという仮説に基づいて、日本の近世から近代の歴史を読み解く。
最終章では日本の天皇も、日本という共同社会におけるひとつの役を担っていたことが示唆される。
極めて説得力に満ちた論考である。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
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