オリーブの森で語りあう: ファンタジー・文化・政治

  • 岩波書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000002318

感想・レビュー・書評

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  • 当時、世界はすごくいい方向に変われるんだって思わせてくれた。

  • 『エンデと語る』に似ている。読み比べしてみるのもいいかもしれない。

  • テクノクラートや政治屋にだけ社会を委ねてはいけない。彼らにイマジネーションには限界があり、そこにはファンタジーが必要だ。だが、ファンタジーは想像力の飛躍をいざなう余白の芸術であって、具体的な解法は書き込まれていない。

    結びには「パンク青年はなぜ社会に反抗するのか」という議論があり、若者と大人の共同が大切と謳われる。それをつなぐものは何か。テクノロジーか、場か、政治か、文化か。

    あとがきには「高みから見下ろすような議論ではない」とあるが、やや浮世離れしたやりとりもあって、全体に抽象性が高く世俗を離れた議論になっている。

    議論の中身は少し古びているが、こういった抽象性が高い社会批評を「無意味」と避ける合理主義に釘を刺すという意味で普遍性をもった一冊。


    社会はグレーだ。それは豊かな階調をもち、どこまでも広がるとらえどころのない海。バランス、共有、非原理主義…難しいけれど、行き着く先はそれしかない。

  • 3人の会話(時々4人)を記録した本。コンタクトシアターの話とエンデの批判がとても面白かった。今のソーシャル界への疑心にも繋がるところがあります。

  • 一期一会でエンデと出逢ったので、連れて帰りました。わくわく。

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