鏡のなかの鏡―迷宮

  • 岩波書店 (1985年1月1日発売)
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本棚登録 : 375
感想 : 30
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Amazon.co.jp ・本 (220ページ) / ISBN・EAN: 9784000003070

みんなの感想まとめ

テーマは、読者の気分や体調によって異なる反応を引き起こす奇妙で独特な短編集であり、作品全体がもやもやとした輪郭を持ちながらも明瞭さを感じさせます。大小30の物語が織りなす迷宮に、読者は自然と引き込まれ...

感想・レビュー・書評

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  • その時の気分や体調でその感想が大きく左右されそうな本、違った言い方をすれば次読めば違う箇所に反応しそう。
    それ位輪郭がもやもやしているようで、明瞭にも思える兎に角奇妙奇天烈な作品集。相当に強烈かと。
    一つ明確に断言できるのは手軽に読める本ではないってことかと。

  • 何故積読状態だったのか不思議。生きている限り手放すことはないだろう

  • 私のバイブルです。
    読むとトリップします。

  • みなさんは苦手な本はありますか?
    おそらく誰にでもあると思います。

    この『鏡の中の鏡』はまさに私が苦手な本でした。

    ファンタジーはあまり得意ではないのですが、『モモ』や『はてしない物語』は「ストーリー」があるので楽しく読めました。

    この本はそうはいかない。

    30からなる短編集ですが、どれを読んでも登場人物や世界観がよくわからない。
    話にストーリーが感じられない。(あるのかもしれないけど、私にはわからない)
    なんか全体的に暗い。闇を感じる。

    あえて苦手要素を言葉にするとそんな感じでしょうか。

    『ものがたりの余白』という本の中で、エンデは『鏡の中の鏡』は「物語」ではなく「絵」だと語っています。つまり、語ることを手放してしまっている本なのでした。

    こういう苦手な本から、自分がいかにわかりやすさを求めていて、感性が閉じてしまっていて、明るい内容を求めているか、がよく見えてきます

  • 大小30のお話からなる短編集。読み終える頃には、あなたもきっと迷宮に紛れ込んでいるはずです。

  • 夢を見ているような物語。つじつまが合わない、自分ではどうすることもできない。空を飛べるのに、床から30センチくらいの高さを飛んでいるような、違和感と達成感のなさを感じる。でも、続きを読んでしまう。

  • 自由の牢獄みたいな短編集。やっぱりちょっと、むずかしい。これも頭ぐるぐるするかんじ。

  •  訳丘沢静也。高柳、児童文学ではミヒャエル・エンデが一番好きです。小学生の頃から『はてしない物語』が好きで、『モモ』と同じ作者だと知って驚いたのを覚えてます。
     もう二月くらい前に買い取って、「あとで買おう」と思い忘れていたところ、パートさんが105円の値札をつけて売り場に並べていたのでその場で掻っ攫ってきました。
     三十の短編からなる連作集で、それぞれの話にタイトルがついてない。だから目次のページにはその話の冒頭部分が抜き出されているのだけれど、一番初めの話に高柳はやられました。
     どれも微妙に歪んだ世界ばかりで、ああすごいな、と思う。児童文学と幻想小説を足した感じ。二では割らない。それくらい世界がすごい。高柳は根っからのミステリ読みで、オチがない話は苦手だけれど、この人の書く物語は本当にすごいと思う。こういう世界を自分も創りたいと思う。
     何だろう、ナンセンスな状況や人物や会話をただ書いているわけではなく、明らかに意味が込められているのが伝わる、読み取ろう努力をしないと読み取れないだろうけれど、絶対に何か意味があるんだろうとそう思わされる。
     ただここまでこの本が気に入ったのはやっぱりオチがあったからなんだろうな。ネタバレになるので一応反転。
     非常にありがちだけれど、「最後の話で最初の話へと繋がるようになっている」。最後だからか分かりやすくはっきりと書いてあったけど、もしかしたら「他の短編も少しずつどこかが繋がっていたのかもしれない」と読んだあと思った。(役者あとがきにそう書いてあった。どうやら高柳が気付けなかっただけみたい。)
     高柳の印象に残った話は1番目と4番目。26番目と、ラスト30番目。
     抜粋。1番目の冒頭。
     許して、ぼくはこれより大きな声ではしゃべれない。

    05.11.25

  • 原点に戻ろうと思い、読む。

    ミヒャエル・エンデ、だった。
    確固たる思想。個性。
    理路整然と狂気を描く。



    鏡の中の鏡という、迷宮。

  • 大好きです。
    オチがあるのか無いのか(私が気づかないだけっていう可能性も含め)わからないけど、シュールな感じ。
    たまにホラーなリアルも感じたりしつつ短い話がたくさん入ってました。
    個人的に家の中にお母さんと娘がいてお父さんが庭にいるあれが好きです。
    なにが?と聞かれてもなんとなく、としか言えないんですけど。
    いい話でもないんですけど。
    気が向けば何度も何度も読んでます。
    最後の話が最初に繋がったのが地味に感動しました。

  • 哲学って感じ。

  • なんともいえない気持ちの落ち着かない、怖いといってもいい話なんだけど、たまに読みたくなる。
    「はてしない物語」や「モモ」とは違うエンデの一面がみられて興味深い。

  • 中学生の頃衝撃を受けて、母にこの凄さを一生懸命語ったら、「あんたは夢見がちね」と一蹴された思い出の一冊。
    多分説明が下手だったんだと思う。繋がりが素敵。

  • 001、85.7/1.5刷、並下、カバ小スレ、小口汚れ
    帯無し、奥付記載あり。

  • 中学生の頃、『はてしない物語』の後に読んでめんくらいました。こわいんじゃないけれど、目が覚めたらぐったり疲れていた、というタイプの悪い夢のような断片が続きます。重苦しいイメージが映像になって入ってきます。

  • 夢のなかの様な、不条理な雰囲気が好きです。お父さんの、エドガー・エンデの絵がぴったり。

  • わっけわからんけどそこがまた魅力的で面白かった。短編集なんだけど、「鏡のなかの鏡」というまさにタイトルどうりで、前の話の一部が次の話にもでてくる。それを探すのもまた面白い。不思議だけどついページをめくってしまうおもしろさがあった。

  • エンデは本の中に人を入り込ませるのが好きなのかな。
    ネバエンは冒険ですが、こちらは迷宮。
    物語は「わけのわからない部屋」みたいで、ひとつ抜けるとまた次の「わけのわからない部屋」があり、更にその次も、その次も。
    読み進めるごとに、どんどん迷宮の奥深くに迷い込んでしまうのです。

  • 愛すべき話も多いと思う。父子展カタログとセットで尚良し。

  • 私にとっては、エンデといえば「モモ」や「はてしない物語」よりもこれ。
    怖いけれど不思議に引き込まれる世界。
    小学生のとき、毎晩一章ずつ読んでいくのが楽しみでした

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