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- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000003902
感想・レビュー・書評
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緊迫するシリア情勢を前にしてこの本を思う。二つの大戦の間の二十年をイギリスの歴史学者が分析する。ユートピアとリアリティ、左派と右派という対立軸の言葉を聞かなくなって久しい。イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシアが行うヨーロッパ内部のパワーゲームは国際情勢そのものだった。この二十年間の「危機」はヨーロッパの「危機」ではなく人類の「危機」だと語る。ユーゴスラヴィアの戦火が収まったのはついこの間だし、ギリシャの経済「危機」がスペイン、イタリアに波及すると世界はどうなるだろう。シリア「危機」も同じ。
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