グアテマラ虐殺の記憶 真実と和解を求めて

  • 岩波書店 (2000年10月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784000004480

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  • 3.88/22
    内容(「MARC」データベースより)
    『36年間におよぶ紛争に引き裂かれた中米グアテマラ。20万人を超える死者・行方不明者を出し、その大半が先住民族のマヤ人であった。6000件を上回る証言が暴き出すジェノサイドの真相と傷痕、そして、再生への道を示す。』

    『グアテマラ虐殺の記憶―真実と和解を求めて』
    編集:歴史的記憶の回復プロジェクト
    訳者:飯島 みどり, 新川 志保子, 狐崎 知己
    出版社 ‏: ‎岩波書店
    単行本 ‏: ‎254ページ
    発売日 ‏: ‎2000/10/27

  • 1960年代から36年間続いたグアテマラ内戦の被害者と加害者の証言を軸に、この国の暴力による恐怖体制の実態を明らかにし、今後の再生へ向けた分析と提言を行なっている本。
    信じがたいような残虐さに衝撃を受けるが、それ以上に残虐行為を制度として体系立てて行わせるそのメカニズムに、怒りを通り越して理解不能になる。
    グアテマラは今でも高い殺人率であり、麻薬カルテルさえもグアテマラ特殊部隊の残虐性は世界一と認めているらしい。
    暴力と無秩序では、何も生み出さない、何も救われないことは改めて言うまでもない。
    だが、その根本には基本的な人権意識の欠如や貧富の異常な格差が原因だということを忘れがちである。どこの国でも人権と貧富の格差は大きな問題ではあるが、その極端な行き着く先が暴力の地獄なのだということを教えてくれ、かつ、これが他人事ではないことを気づかせてくれる。

  • グアテマラで生活するにあたって、知らなければならないこと。
    インディヘナの女性と日々、触れ合う中でこの事実を知ることは大きな意味があったと感じる。あの優しい人々にあんな残虐なことが起きていたかと思うと、心がきゅっとなる。また、人間が同じ人間にそこまで残虐になれるという事実が恐ろしい。

  • 2012.02
    2010年ラテンアメリカ連続講義での大串先生の講演から関心をもって読み始める。すべてをくまなく読んだわけではないが、虐殺に加担する兵士たちの郡での訓練の様子、虐殺被害にあった村の住民の声が紹介されている部分などを中心に読む。その他、大学での事件等いくつかの事件に関しても知識を得られた。

  • 人口10万人あたりの殺人数が世界最高の国。

  • 2007.4.10-5.15
    36年間(1996年和平協定調印)続いたグアテマラでのジェノサイドの真相。
    隣の国でつい最近まで起こっていたとは信じられないような話。

  • 分類=地理・中南米・グアテマラ・紛争。00年10月。

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著者プロフィール

飯島みどり(訳者) 1960年東京生まれ。ラテンアメリカ近現代史。立教大学教員。訳書にサルマン・ラシュディ『ジャガーの微笑——ニカラグアの旅』(現代企画室)、ロケ・ダルトン他『禁じられた歴史の証言 中米に映る世界の影』(編訳、同前)、 歴史的記憶の回復プロジェクト編『グアテマラ 虐殺の記憶——真実と和解を求めて』(共訳、岩波書店)、ダニエル・エルナンデス - サラサール写真集『グアテマラ ある天使の記憶』(編訳、影書房)、エドゥアルド・ガレアーノ『火の記憶』(全三巻、みすず書房)、アリエル・ドルフマン『南に向かい、北を求めて——チリ・クーデタを死にそこなった作家の物語』(岩波書店)、エドガルド・コサリンスキイ『オデッサの花嫁』(インスクリプト)ほか。

「2023年 『スタジアムの神と悪魔——サッカー外伝・改訂増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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