古代文字の解読

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000007535

作品紹介・あらすじ

言葉と文字とは人間のもっている二つの最も大きな特権である。19世紀以来、エジプトの聖刻文字やスメルの楔形文字、またヒッタイトとミュケーナイの文書の解読が次々に成功してきた。これらの文字の発見と解読への道を平易かつ正確に物語る。

感想・レビュー・書評

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  • 2019年12月21日に紹介されました!

  • まえがきに「これらの幾千年もの間の眠りを呼び起す鍵の発見には、幾多の先人の血のにじむような努力がその背後にあることは言うまでもない。われわれ二人の著者は、かれらの解読への道を出来るだけ平易に正確に、劇化したりロマンス化したりすることなく、伝えようと努力した。そんなことをせずとも、事実そのものが既に人の心を躍らせるものを蔵している。」とあるのが全くもってそのとおりだった。
    1964年の本だからおよそ古くなった情報もあるのだろうけれど、ただ現在の研究成果をたんたんと読むよりも遙かにおもしろいものがあった。

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著者プロフィール

1908-1973年。神戸市生まれ。東京帝国大学文学部卒業。オックスフォード大学に留学し,古代ギリシア語・印欧語比較文法を専攻。東京大学教授,武蔵大学教授,日本言語学会委員長,日本西洋古典学会委員長などを歴任。著書に『比較言語学』『ギリシア民族と文化の成立』『アルカディア方言の研究』等,学術文庫に『古典ギリシア』がある。

「2023年 『ギリシア・ローマの文学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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