公共経済学を求めて

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (387ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000008099

作品紹介・あらすじ

現代の日本経済のあり方について徹底的な批判を加える著者は、それに代る具体的政策実現の支柱として、公共経済学の考え方を導入する。そして真の意味の公正を実現するために、社会的共通資本という概念を中心に据え、そのサービスをいかに分配すべきかを論ずる。私的資本に基づく市場経済制度のメカニズムの解明である近代経済学の抜本的な再検討の上に、人間のための経済学を構築することを目指す情熱の書。

著者プロフィール

宇沢 弘文(うざわ・ひろふみ)
1928年生まれ。東京大学理学部数学科卒業、同大学院に進み、特別研究生。1956年スタンフォード大学に移り、同大学経済学部助教授、カリフォルニア大学助教授を経て、シカゴ大学教授。1969年に帰国、東京大学経済学部教授に就任。2003年、同志社大学社会的共通資本研究センター長。1997年文化勲章受章。
主な著書に『自動車の社会的費用』(岩波新書、1974年)、『近代経済学の再検討』『「成田」とは何か』『日本の教育を考える』『社会的共通資本』『ヴェブレン』『好きになる数学入門』シリーズ(いずれも岩波書店)、『経済学は人びとを幸福にできるか』(東洋経済新報社)など。

「2022年 『今を生きる思想 宇沢弘文 新たなる資本主義の道を求めて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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