山河寂寥 下: ある女官の生涯

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (329ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000009065

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  • 平安時代、政争の中を生きた高位女官・藤原淑子のお話の下巻。


    『権力に配分などという言葉はないのですよ お上。権力は独占するものです。』

    一族の栄華と存続を守り続け、政争を生き抜いた女性の、冷静な一言。
    権力に配分など無い。
    独占するからこそ味わえる甘美なのだ。

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著者プロフィール

杉本苑子

大正十四(一九二五)年、東京に生まれる。昭和二十四年、文化学院文科を卒業。昭和二十七年より吉川英治に師事する。昭和三十八年、『孤愁の岸』で第四十八回直木賞を受賞。昭和五十三年『滝沢馬琴』で第十二回吉川英治文学賞、昭和六十一年『穢土荘厳』で第二十五回女流文学賞を受賞。平成十四年、菊池寛賞を受賞、文化勲章を受勲。そのほかの著書に『埋み火』『散華』『悲華水滸伝』などがある。平成二十九(二〇一七)年没。

「2021年 『竹ノ御所鞠子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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