宗教と科学の接点

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 62
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000010269

作品紹介・あらすじ

現代人にとって「生きること」の意味は?20世紀末の、そして21世紀の最大の課題となるであろう大問題に、真正面から取組む。

感想・レビュー・書評

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  • 小渕朝子氏推薦

  • ユングを本邦に輸入するにあたって、著者はそのオカルティックな側面の扱いに慎重だったとされる。受け止め方の難しい問題で拒絶や曲解を恐れたのだ。
    後半生に至っては共時性やコンステレーションに関して積極的に発言するようになりむしろそれが河合ユングの到達点だったが、その過程にあって刺激となったのが80年代のトランスパーソナルだったということがよくわかった。
    引用されるのはキュブラー・ロス、井筒俊彦、ケン・ウィルバー、老荘、といかにもと言った面々で、物理学のデビッド・ボームの概念なんかはずいぶん面白い。
    科学と宗教両方があり、その接点に居ざるを得ない、というかそうあるべしなのが心理療法というのが一応の結論だが、それからまただいぶ時代下って、科学も宗教もますます不信感でしか見られない現代、いかがなものだろうか?
    最近はエビデンスからナラティブへ、なんていうステージがこの問題を継承しているようだ。

  • 河合先生がこんな本を書いてるとは…

    一旦返却

  • まあまあ

  • ちょっぴりトンデモ。

  • 学生時代に夢中になった、河合隼雄先生の本です。
    ひさびさに実家から持って帰り、読みました。
    当時から最高の本だとは思っていましたが、改めて読んで、、、
    とてもとても深いことがさらっと書いてあります。
    とても読みやすいですが、内容を理解するのはとても大変だと思います。
    今、調べたらもう絶版ですか・・・
    岩波なんだから文庫にできないですかね〜

  •  一番最初に買った河合隼雄氏の本がこれで、以来すっかり彼の心理学にはまった私です。ユング心理学を専門とし、それを用いて日本人の心を考える河合氏の「たましい」「死」などについての解説、そして心理療法を「宗教と科学の接点」と位置づけての説明、どれも私には非常にわかりやすく、もっと心理学について、そして心の問題について深く知りたいという興味を引かれる内容でした。「心」の問題に興味のある方に、ぜひお薦めしたい一冊です。

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著者プロフィール

河合 隼雄(かわい はやお)
1928年6月23日 - 2007年7月19日
兵庫県多紀郡篠山町(現・篠山市)出身。京都大学名誉教授、国際日本文化研究センター名誉教授。文化功労者。元文化庁長官。1952年京都大学理学部数学科卒業後、京都大学大学院で心理学を学びつつ、数学の高校教諭を兼業した。
天理大学で助教授時代にユング研究所に滞在し、ユング派分析家の資格を取得。日本における分析心理学の普及と実践に邁進。箱庭療法導入者としても知られる。欧米の心理療法を日本文化に根ざす仕方で導入を試みており、日本論・日本文化論の著作も多い。
主な受賞歴に、1982年『昔話と日本人の心』で大佛次郎賞、1988年『明恵 夢を生きる』で新潮学芸賞、1992年日本心理臨床学会賞受賞、1996年NHK放送文化賞をそれぞれ受賞。1995年紫綬褒章、1998年朝日賞、2000年文化功労者顕彰。
なお2012年に一般財団法人河合隼雄財団が設立されており、そこで本人の名を冠した「河合隼雄物語賞・学芸賞」が設けられている。

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