生と死の接点

著者 : 河合隼雄
  • 岩波書店 (1989年4月26日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000011914

作品紹介・あらすじ

老い、そして死。この人間にとって最大の、しかもきわめて現代的な課題をどのうよに受けとめるべきか。昔話や児童文学、また具体的な臨床例などわかりやすいモデルに即して、臨床心理学の第一人者が、人生後半の課題について考察をめぐらす。そして人間の尊厳、生きることの意味について深い洞察を加えて、「生と死の均衡」の重要性を説く。

生と死の接点の感想・レビュー・書評

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  • 出口治明著『ビジネスに効く最強の「読書」』で紹介

    老いと死について、臨床心理学を基盤に昔話や文学などからも引いて考察する。

  •  ユング心理学者の河合さんの著作は何らかの形で生と死というテーマに関るものが多いのですが、これはその一つです。人生の例夫妻来る、老人と子供、男女と言った多様な視点とクロスさせながら死生観を論じています。

  • 引っ掛かりが多くて読むのに時間がかかった。
    気になったフレーズちょっとメモ
    【神話と科学】
    神話の知の基礎にあるには、私たちをとりまく物事とそれから構成されている世界とを宇宙論的に濃密な意味を持ったものとしてとらえたいという根源的な欲求。
    科学の知は、自分以外のものを対象化してみることによって成立している。「他」をみるとき、「自」と「他」のつながりは失われがちとなる。
    【男性と女性】
    心の異なる男性と女性が、老人になり死に至るまで自分のコスモロジーのなかに相手をも明確に定位させてゆくことは大変なエネルギーが必要である。
    【西洋と東洋の父性、日本の父親像】
    片子の話において、わが子が世間の力に屈して死地におもむこうとするとき、黙ってそれに耐える強さを日本人の父は持ってはいるが、世間に向かって片子のために戦う強さをまったく持っていない。
    日本人の父親像、強い父とはあくまで母性に奉仕する父としての強さ。

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