創造都市への挑戦―産業と文化の息づく街へ

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000012485

作品紹介・あらすじ

いま創造都市に注目が集まるのはなぜか。職人企業、芸術文化、住民自治が開花する街の秘密とは何か。イタリアのボローニャを初め、金沢、京都などの実例を踏まえて、未来を先取りした都市づくりへの確かな道筋を示す。

感想・レビュー・書評

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  • 「『創造の場』の第三の要素は、グローバルな異文化との交流や伝統工芸や芸能と現代のハイテクや芸術と出会いをおしすすめる機能であろう。」(p.217)

  • 研究書でありながら、とても読みやすい本であった。
    東京そしてニューヨーク 世界都市と 
    金沢そしてボローニャ 創造都市
    都市における方向性を示した前書から、
    さらに、いろいろなところにでかけて、
    その地域と都市のあり方に、新しい命を吹き込もうとしている。
    そのことが、今回のテーマをより鮮明にしている。

    ネットワークから「創造の場」の創出という提案は、
    これからの行き方を指し示している。

    「創造的都市への挑戦」は、
    「芸術的才能と編集的才能を結びつける
    コーディネータの存在の重要性」を強調しながら、
    いかに「創造の場」を作りあげていくのか
    という基本的な提示がなされています。

    そういう点では、「アート」が必要という考えを
    さらに具体化しているように感じました。
    身近に感じられましたし、
    さまざまなヒントがあり、
    私の考えていることに啓発されることが多かったです。

    ○ここで重要なキーワードが、創造性という言葉になってくる。
    「創造性」とは?

    文化・そして。芸術

    世界都市とは、「1980年代から本格化する
    グローバル経済の頂点に立つ多国籍巨大企業や
    巨大金融機関の本社や意思決定部門があり、
    カジノ資本主義の巨大なルーレットというべき
    国際金融市場が形成され、
    金融と経済の世界的司令塔の役割を演ずる都市である。」

    ジェントリフィケーション
    グローバル・ハイテクシティ

    金融・保険・不動産 
    1次的に燃え上がるように膨脹する。 
    ファイアー産業

    芸術的才能 
    編集的才能

    創造産業(イギリス)
    音楽・舞台芸術・映像・ファッション・
    デザイン・クラフト・美術品市場・
    建設・テレビ・ラジオ・出版・広告・
    ゲームソフトを含むソフトウエアー産業

    芸術と学術がもつ創造性こそアメリカ社会に
    多様性をもたらし、
    アメリカ民主主義社会の基礎を作っている。

    ゴチックの精神的要素 
    「野性味、多彩さ、変化への好尚、
    自然主義、怪奇趣味、不安におののく想像力」
    奴隷労働ではなく、自ら考え自由に手を動かしていた結果であり、
    権威に対抗する自立独立の精神が表現されている。

    仕事は、二つに分けられるとラスキンはいっています。
    仕事をして、生きる喜びのもてるのを opera (ラテン語で、仕事)
     他人に命じられ苦役としての活動を labor (ラテン語で、労働)

    マンフォードは、
    「都市は芸術を育てるとともに芸術であり、
    都市は劇場をつくるとともに、劇場である。」
    といっています。何かおもしろい表現です。

  • 図書館で借りた。研究の参考文献。

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著者プロフィール

大阪市立大学大学院創造都市研究科教授・研究プラザ所長

「2014年 『創造農村』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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